佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

世の中にはどうにもできない不公平がある

なぜほかの人たちには、たとえばベッツィさんには(彼女はベッツィがひそかにトゥシケーヴィチと関係しているのを知っていた)なんでも簡単にいくのに、自分はこんなにつらいのだろう?

 

  

アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫)

アンナ・カレーニナ 1 (光文社古典新訳文庫)

 

 

こういうことって、よくありますよね?

私はこのアンナの独白が、なんとなくこの長い長い物語の中でもとりわけ印象深く残っています。

なんてことはない台詞ではあるし、必ずしも物語中重要な意味もないのですが。

トルストイは内面を描くのも完璧で、本当に天才的だと思わせられますが、このようなありきたりな、しかしなかなか高度な嫉妬心を実に的確に捉えて見せてくれます。

確かにアンナ・カレーニナは実に自分の不倫で苦しみます。彼女は「完璧な女性」であるだけに、なにもかもがうまくいかないのです。

不自由を完璧に享受し、それに甘んじて「演じている」限りは完璧なのですが。

「ベッツィさん」は、まあ読者に知らされる断片的な情報によれば、完璧にはほど遠く、ご亭主は冗談みたいな人です。だからこそ「社交界ではほぼ公然の不倫関係」を、みんながまるで祝福せんばかり、とまでいくと小説的すぎますが、まあなんとなく周りも公認している風なのです。

そこでアンナは思うわけです。なんとなく自由奔放に生きて、それで通してしまえる「ベッツィさん」がいる一方で、なぜ自分はあちこちにぶつかりまくってこんなにつらい気持ちでいるのか、と。

じっさい不倫というようなものはまさにこの種の不公平というか、深刻さの「深度」に格差があるように見えます。

「本当に馬鹿馬鹿しい」といったレベルから惨殺というレベルまで。

「ベッツィさん」のケースは本当にライトで、ライトすぎるからドラマにもなりませんが、アンナ・カレーニナの苦しみは、こんなに驚嘆すべき小説になっているわけです。

私たちも、不倫はしないにせよ、ちょっとした自由を通すのにもえらく苦しむ人がいますでしょう。一方で、自由奔放に生きて、それで通してしまえる風の人もいます。

それは事実であり、どうしてこんなに不公平なんだろう?と思うことはあるはずです。「ベッツィさん」はいいよね。

$5のFeedlyは高いものの

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FeedlyはいまをときめかないRSSリーダーです。

しかし私には結局これが必要です。

新聞の100倍くらいは。

そして先日有料にしました。

Inoreaderも試しましたしこれは高いと思いますけどね。

でもいまのところ、これを選択したいと思います。

ハイライトの保存、Readlaterへの一元管理(サイトも含む)、IFTTTとの連携、Googleアラートとの連携、パワーサーチなど、一つ一つはともかくトータルで見るとこれでないと、というところがあるのです。

 

夢日記

cyblog.jp

この記事が実におもしろかったのと、この記事の末尾にこんなことが書かれていたので、急いで書くことにしました。

あと、佐々木正悟さんも夢記録に取り組んでいるはずなので、そのうちブログに書いてくれるかも知れません。

 シゴタノ!でもそうですが、こんな私的ブログですらなかなか夢の日記を載せようという気にはなりませんでした。情報価値がないと言って、これほどないものも他にないだろうという気がして。

しかしうえのように言っていただければ書いてもいいでしょう。

いつも何かを尋ねるために、参議院議員だかの色白の男のいるところへいった。


しかしその男が「いや、今日はもう御免被るよ。かわりにそこで苦しんでくれ」というようなことを言い残した。


それから彼の「家」は非常にグロテスクな状況になり電気的なちくちくをもたらす変な虫やらが降ってきて、どこが出口なのかの見当も付かなくなった。なにかディズニーランドのカリブの海賊みたいではあった。

妻と娘もいて、帰ろうとしたのだが、帰ってしまっては大事な義務が果たせなくなるとかなんとか。


有名なアメリカ人の芸能人の死について愚痴っているばあさんのふたり組み妖怪もいた。あるいはその戯画のようだった。曰わく「ハリソンフォードが死ねばよかったのに。●●(超有名)の代わりに…」

2013-04-14(日)の夢

もはや何が何だかさっぱりわかりませんが、「これくらいリアリティがない夢を見た朝のほうが、寝覚めがスッキリする」というコメントがついてました。

 

何か、宇宙人のようなモノたちに囲まれると、新しい能力(ある種のことは何でもできるようなコンピュータをわたされる?)ようで、それに自分も選ばれた。

テニスのおばさんも後で選ばれていたのであるが、嬉しくなさそうで、私が些細なアドバイスをしたものの、うるさそうだった。


私が「新しいクラス」でなんとなく「人生はこんなにうまく言っても面倒だ」と言う意味のことを言ったら、新しい、少し不良っぽいもののわかったような男が「人生なんてあるんだかないんだか?」と言ったのに驚いた。「記憶ってこと?」と言ったら「それだってあるんだかないんだか・・・2〜3日のこととプラス・・・」と言いかけて「さておれはそっちなんで」とどこかへ行った。


すると散らかった宴会の終わった宴会場のようなところで、何かお披露目しているおじさんがいて、何かしていた。

2014-04-17(木)の夢

これもワケわかりませんが、非常に自分が見そうな夢ではあります。

つまり、「新しい人々」に囲まれて不安な一方で、何かそれを「新しいコンピュータのような能力」で乗り切ろうとしていて、そのことに関心を示されてないことが不安なのです。

 

テニスに行こうとバスに乗っていたが、立食パーティーのような乗り物になり、結局行き着けず。

再度バスに乗っていたが、あまりにもつかず、乗り継いだつもりが行き先の間違えに気がつき、見覚えのある北朝霞のような駅で降りようと焦っていたが、小銭が手につかない。

そこで目が覚めた。テニスに行き損ねた言い訳を考えていた

2014/12/26 07:39

この種の夢もよく見ます。どこかに行こうとして、行き着けないのです。そのうちに、最初の目的とはあまりに無関係なことが始まってしまって(立食パーティ)そのことでひどく気をもむのです。

上げ始めてみてわかったのですが、夢日記を読み返すだけでものすごく時間を使いますね。とりあえず今回はこれくらいにして、また別の機会に記事にします。

「ヒトラー 最期の12日間 」を見ました。

 

もちろん、ブルーノ・ガンツというヒトラー役をやった方の訃報を読んだからです。

natalie.mu

私は映画は疎いほうであるため、ブルーノさんのことはまったく存じませんが、『ヒトラー最期の』のほうは、知っていました。いつか見たいとも思っていました。そして訃報が入り、意を決して見た、というわけです。

大変におもしろかったです。もっとさっさと見ればよかったと思いました。また20分ずつ6回くらいに分けてみようと思ったのだけど、実際には1時間以上ずつ2回で一気に見てしまいました。

しかしメイクのこととかいろんなことを最近知識だけは増やしてきていますが、似せるもんですよね。ヒトラーの指の震わせ方とか、ゲッペルス宣伝相とか、ホンモノみたい、というのは変ですが。

こういう映画が悲惨でないはずはなく、よくできていればいるほど陰惨だろうと予測され、実際とても気分の落ち込むお話でした。

 

Evernoteの「プラス」プランがまだ選択可能のようです

あまり明らかにしてほしくなさそうな表示のされ方なので、とりあえず「出し方」だけを書いておきます。

コース選択でいったん「ベーシック」(無料)をクリックすればいいのです。

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すると、「無料にするといろいろ不都合ですよ・・・」という画面が現れますので、その一番下までスクロールします。

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このように、「ベーシックにダウングレード」はおすすめしませんよという雰囲気とともに「プラスにダウングレード」がちゃっかり現れます。

料金はしたのとおり。

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倉園佳三著『グッドバイブス』が本日発売開始されました

 

【★予約特典あり★】グッドバイブス  ご機嫌な仕事

【★予約特典あり★】グッドバイブス ご機嫌な仕事

 

 本日発売されたこちらのビジネス書は、ビジネス書というカテゴリーに置かれた、一つのマイルストーンという印象です。

本書では最近のビジネス書・ライフハックにおけるごく当然の前提に対する、新しいアンチテーゼが発されています。

  • 主体的に生きること
  • 好きなことをする時間を増やすこと
  • 個人主義的であること

ライフハック書に、常にこれらが主張されているわけではありません。例えば私は極力抑制的でした。というのも、上のような価値に対して元々懐疑的だったこともあるし、なによりもビジネス書・ライフハックは思想的なところから離れていたい、という気持ちが強かったからです。

でもライフハックというのは、上のような価値観をこれまでのところ前提としていたところはあったのです。

好きでもないことを、誰かに命令されて、いやいやながらやっていたい人は、そもそもほとんどいないでしょう。

ライフハックはそこからもう半歩進んで、必ずしも強圧や命令のせいでいやいや仕事をするわけでなくても、結局誰かがしなければならない苦痛や負担を「技術と工夫で減らす」ことによって、個人の自由を拡大することを目指しているからです。

この技術と工夫で個人の自由を拡大することをよしとする点で、ビジネス書・ライフハックは幅広い価値の共有がある、という気がします。

ただしここで分岐はしていたのです。

個人は自由を拡大し、自由になった時間を使って、どうするのか?

一方には「何でも好きなことをすればいい」(趣味)になりますが、他方には「もっと生産効率を高め、できれば収益を拡大する」方を目指します。べつそれが悪いことではないわけで、そうすることによってたとえば震災への寄付金を増やすことだってできます。

ただ最近は、工夫によって自由を拡大し、さらに収益を拡張する、方針が強勢になりすぎてきたきらいはある、と私は感じていました。

そりゃそうでしょう。大金がほしいのは人情です。自由になった時間でドラクエをやるよりは、一円でも多く稼ぐ方法論の方がウケがいいかもしれません。

でも倉園さんの新刊は、「主体的に、個人主義に生きる」ためのライフハックという基本方針そのものに対して、非常に微妙にではありますが否定はしないまでも賛同せず、全く違う道の模索を始め、ある意味ではほとんど正反対の発想が提案されているのです。

  • 主体的に生きることの代わりに現在に生きる
  • 好きなことをする時間を増やすことの代わりにしていることを好きになる
  • 個人主義的であることの代わりに共生主義的な生活を模索する

こう書くとなんかわかりにくくて少しばかり古色蒼然としている感じすらするかもしれません。

しかし私は思うのです。こうした発想は、いずれどこかで必要になっていたのです。

「ライフハックで自由を手に入れ、その自由でますます個人主義的になる」風に生きられる人は、 実はメンタルがかなり強靱な人でした。そこまでストイックに効率を追求すること自体にメンタルが試される上、その先の時間を孤高に過ごすメンタルも誰もがもつものではありません。

だからといって、古典的な宗教だとか「国鉄一家」ばりの集団主義に情緒的満足を求める時代にも、いまさらとても戻れないでしょう。

『グッドバイブス』の発想がいずれどこかで必要になったというのは、これ以上先も険しく、元来た道に戻りたくもないからなのです。

 

anchor.fm

DynalistとScrapboxのどっちにメモを残すか

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非常にありがちな悩みなのですが、どうしてもこうしたことにならざるを得ないのです。それがEvernoteに夢破れた現状のライフハッカーなのです。

でも悩むことによって私は

  • アウトライナーには方針

という極めて基本的な方針を手に入れられました。

しがたって、残るメモがScrapboxに行くことになるのです。

とはいえ「メモも方針も一緒にした方がいいんじゃないの?」という意見もあるでしょうし、正論と言えばそれは正論です。

またScrapboxでもアウトラインは扱えるではない?ということもあるでしょうが、私にはあれでは物足りないのです。

結果として

  • アウトライン(方針)がある程度まとまるのならDynalist
  • アウトラインに関連するメモもそこに入れる
  • アウトラインが固まっていないようなメモはScrapbox

と現状はならざるを得ないのです。

アウトライン(方針)が固まるかどうかというのはちなみに「固める必要があるかどうか」にもかなり左右されます。

私は一時

  • 本の原稿をScrapboxで書いたらどうか?
  • ブログはScrapboxでいいのでは?

と思っていました。でもそれはよい結果につながりませんでした。

なぜなら、本というのは方針を非常に要求する(この日本語ではわかりにくい)からです。

また、ブログというのは、私の場合最終方針は決して固まらないもののため、やっぱり方針を非常に要求するのです。

それらはアウトライナーを必要とする。これは決してトップダウンかボトムアップかといった話ではないのです。方針とはトップダウンでは決まりません。

Scrapboxは「後で思い出したいメモ」を入れておくといちばんいいように思えます。後で思い出したいメモです。すぐ思い出す必要があるようなら、だいたいどこでも大丈夫です。

でも「あとで」。それがいつになるかわからない「後で」という、ある意味非常に扱いに困ったものを扱えるところが、Scrapboxのいいところです。

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「杞憂リスト」を作るとだれでも現実に対する考え方が少しはポジティブになります

jmatsuzaki.com

面白いなあと思っていたら自分の本が紹介されて・・・感謝します!

 

短時間で「完全集中」するメソッド

短時間で「完全集中」するメソッド

 

 

jさんくらいポジティブらしき人ですらこうなのですから私のような者だったらもう、というわけで、このリストは非常に役に立つのです。

私たちはなぜ、「空が落ちてくる!」という心配を好んでしてしまうのか。

好んでしているとしか思えません。

私が作ってみたところ「杞憂リスト」の実に92%!が杞憂だったのです!92%ですよ。当たらずといえども遠からずを「当たり」と判定して、当たっていたのはわずか8%。

50%当たっていたら、ようやくフィフティと言えますが、まあ、心配しておく価値がないとは言えない。でも8%では、予想とはとても言えない。

しかし、杞憂はするのです。これが私の重視するところです。ほとんど当てる能力のない心配をこれほど繰り返し、外し、それでもこれにリアリティを感じるのですから、心配に強引に現実感を持たせる機能が脳にはきっとあるに違いない!

途方もなくデタラメであっても非常に現実的に感じさせる機能がきっとあるのです。巧妙な詐欺師のようですね。

禅の教えを知らなくても、心配事の9割は、少なくとも私に関しては起こりません。これは言い方を変えますと、起こることの9倍の心配を私がしているということです。

 

心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)

心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)

 

 

 

 

『AIの遺電子RED QUEEN3』面白かった

 

AIの遺電子 RED QUEEN 3 (少年チャンピオン・コミックス)

AIの遺電子 RED QUEEN 3 (少年チャンピオン・コミックス)

 

というか、とっくの昔にでてたんじゃないですか。どうして誰も教えてくれないのですか。

解説なんか不要だと思いますのでそんなことは一切しませんが、絵にものすごいリアリティがあるというのでないといやとかでなければ、そしてIT未来小説っぽいコミックが好きなら、読んで損はないかと。

私はこの種の話になるとむしろ、絵にものすごいリアリティがある方がいやなんで、こういう雰囲気の方が安心して読める。

 

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

 

ちょっと違いますが、こちらも愛読していました。

やっぱり絵にものすごいリアリティがあると読めないような内容なので、こういう方がいいです。

ただ私は実のところ「萌え」に萌えないので、せっかく作者が丹精込めてサービスしている部分に萌えてなくて、むしろ申し訳ない気持ちで『ガンガー』は読みました。 

とにかく押さえどころが完璧に抑えられていて、イタリアというわかりにくい地域を背景に、驚くほど博識で華奢な少女たちが、「条件付け」されていて超人的に武闘派で圧倒的な腕力でテロと戦うという、まあ妄想ですよね。

AIの遺伝子の話が違う話になってしまいました。どっちも面白いです。

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)」をみた

 

 映画はあんまり見るほうではありませんが、プライム会員は無料ということもあって、みました。

アカデミー賞受賞記念!辻一弘に密着したドキュメンタリーが再放送 - 映画ナタリー

このドキュメンタリーをたまたま見ていたから、ということもありました。

この作品、いろんな見所があるのですが、私にはヒトラーの「電撃戦」の「速さ」が見所と思えました。

ナチス・ドイツが電撃的にフランスを侵略してしまい、英仏両軍が最後はダンケルクにまで追い詰められていく。戦闘シーンは実際そんなにないのですが、その「速さ」がイギリスとチャーチルの苦悩という形でよく伝わってくるわけです。

悩む間もないというか、それでも悩んでしまうわけですが、悩んでる間にも英仏はどんどん敗退していく。当たり前ですがヒトラーは待ってくれません。

こういう映画を見ると、つくづく、「有事の際」に民主主義という政体を維持する難しさを感じます。

どんどんナチスが迫ってきて、本土も国王すら危ういときに、国会で紛糾して政敵と争っている場合か?!と普通の感覚で思ってしまうでしょう。

チェンバレンはもちろん、チャーチルや国王ですら、つまるところ人間です。彼らが常に正しい判断ができるわけではなく、判断ミスすれば何人死ぬことになるか想像もつかない。

そういう状況では、人は誰か頼りがいのある人に、判断を預けてしまいたくなる・・・ワケですがもっとも頼りになりそうな人が、存外頼りなかったりするから怖いのです。

 

nokiba.hatenablog.jp

チャーチルは自らの退陣の危機はなんとか乗り切りました(私たちはその歴史を知っています)。映画はそこで終わっています。しかし状況は全く変わっておらず、彼はその後の歴史にも絶大な影響を与え続けます。

そして、当然ながら光もあれば影もあります。

 

ダンケルク(字幕版)

ダンケルク(字幕版)

 

 

 

英国総督 最後の家 [DVD]

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ライフハッカーに送りたい『グッドバイブス ご機嫌な仕事』

 

【★予約特典あり★】グッドバイブス  ご機嫌な仕事

【★予約特典あり★】グッドバイブス ご機嫌な仕事

 

倉園佳三さんの本は、実はでるのがかなり久しぶりです。

一般に著者が長いこと本を出さずにいると、その間、大きな変化を遂げていることが少なくありません。

そういう変貌が倉園さんの場合にもはっきりあります。以前書かれていた本にも倉園さんらしさはありましたが、前面に出して強調しているポイントがはっきりと変わっています。

 

iPhone×iPad クリエイティブ仕事術  本当に知りたかった厳選アプリ&クラウド連携テクニック

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 2010年頃に書かれていた、こういう感じの本では全くないです。

私はもちろんこうした本が好きなものだから、かなり意外な感じを持ちましたし、正直ちょっと残念な気持ちもありました。

が、「変貌」を遂げたことを一切知らないまま倉園さんのセミナーに軽く驚かされ、しかも一足先にゲラを読ませていただき、感動しました。

感動という言葉を私が使うと、私を知る人には違和感があると思いますが、やっぱり感動したというのが正確だと思います。

気がつくと自分は、倉園さんの本に書かれているとおりに生きていこうという気になっています。こういうことは、感動なしにはとてもやっていられないことです。

そうは言っても端から見れば、佐々木の言動に何らの変化も見られないことだろうと思います。良い変化にせよ悪い変化にせよ、その兆しのようなものすら、よほど気をつけてみないと(そこまで私に気をつけられてもちょっと困っちゃいますが)、判然としないでしょう。

内面に大きな変動があったからと言って、そうそうそれは外面には現れないことがよくあります。まして私は、内面を表現するのにかなり慎重な方です。

でもそれはたいした問題ではありません。こういった変動は、小さいほどいいくらいです。でないと、周辺の人を当惑させてしまうのです。

この記事のタイトルの通り本書はライフハッカーの人に読んでほしいと思います。なんだかんだいって私も含め、ライフハッカーは個人主義で欲張りなのです。決して悪い意味でそうだとは思いませんが、この個人主義と上昇志向は、しばしば当人を苦しめるのです。

でも悪いことではないから、苦しみながらも他に選択肢がないような気がしてしまう。

その苦しみを合理的に緩和してくれる。本書はそういう効能をもっています。

3月9日(土)アウトラインプロセッシング入門セミナーは行けたら名古屋に行って聞いてみたらいいよ、という話

アウトライン・プロセッシング入門セミナー: アウトライナーで文章を書き、考える技術 2019年3月9日(愛知県) - こくちーずプロ(告知'sプロ)

今朝、まだ日が昇らない雨降りの朝、散歩しながらポッドキャストを聞いていたのですが、たくさんのインタビューはいろいろと刺激満載でした。

さすがはいつもアウトラインを常用されているだけのことはあります。

強い印象を受けた話が2つあります。

  1. タスク管理ツールが人生のタスクリストだとすると、アウトライナーは文章作成のタスクリストとも言える。
  2. アウトラインで思考のメモを並列にキャプチャしていって、それを階層という形式によって大小と関係性を区別できるなら、1断片としては文章をキャプチャするのがベスト

まだ起きて間もなかったし真っ暗だから半分寝ているような頭でしたが、これを聞いて目を覚ましました。なるほどなあ!

1についてはなんだか背理法みたいなお話しをされていて、アウトライン式にタスクを洗い出して計画を綿密に立ててみても、どうせその通りに実行されないよね?

同じように文章の構造を組みたてても、その通りに書けはしないよね?

ということは、その構造は文章のタスクリストって事ではないか?

さて、そうだとすればいったいタスクリストのタスクやら、文章のアウトラインとはいったい何なのか?

これを私はこれから考えますが、Tak.さんはこれを教えてくれるかもしれない。名古屋に行って直接聞けば!

2については疑問の余地なくその通りです。

たとえば、「おなかすいたからトマトシチュー作りたいからトマト買いに行かないと!」のような「アイディア」を考えついたとします。

 

  • トマトを買いにいく
  • トマトシチューを作る
  • おなかがすいた

私たちはこういう羅列を見てなんとなく落ち着かないものを感じます。構造はこうではないと「直感的」に理解するのです。こうではないということは、別の形式であると思っているということです。

  • おなかがすいた
  • トマトシチューを作る
  • トマトがない
  • トマトを買いに行く
  • (ついでにキュウリも買う) 

これはまだ階層構造がないわけですが、それでもこの方が理にかなっている感じがする。

文章というのは、特に意味が通る文章には、構造が含まれています。その構造を明らかにしていくことで、文脈だとか目標といったものが見えやすくなるわけです。

これは発想をばらすところから入りましたが、当然その逆も考えられます。

  • おなかすいたからトマトシチュー作りたいからトマト買いに行かないと!
  • →しかしおなかがすいて買い物に行くのもあれだからありものでキムチ丼で済まそう

一つ目に対してたとえ劣化した発想であっても、並列して類似の文章を作り出してみると、両者をばらすことで、例えば

  • 今あるもの
  • 買いに行くべきもの

などを洗い出してみることもできます。

つまり「断片」とは、どんな「全体」に対する断片なのかを私たちは明らかにしたいわけですが、それを構造化することで発見しやすくなるわけです。

という話が名古屋でなされるかどうかはわかりませんが、私たちは「横浜ライフハック」でも聞けるはず!と。

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私の現在のクラウドストレージ状況

scrapbox.io

これはきっと面白いお話だろうと思って聞いていましたら、自分ののきばキャストが登場しまして、iCloud Driveがいちばん便利なのにどうしてDropboxなんか使ってやがるんだ、というお話ともとれましたので、そうか、なるほど、といわけでさっそく iCloud Driveに全面乗り換えしようと思いました。

が、そういえば以前にもそうしようとしてそうしなかったのだ、と思い出したのでした。

理由はいくつかあるのですが

  1. Dropboxは共有フォルダとしてそこそこ使っていて全部合わせると無料版では無理がある
  2. 私のファイルは小さいファイルばかりなのでDropboxの同期がなかなか神レベル(なかなか神って何だ?)
  3. 現状の1TB+200GB(計約1400円/月)でもはっきり言って余っている

というわけでした。

確かにこれが月々約100円安くなって、容量は2TBになるから iCloud一本にした方がお得ではあるのですが、容量不足は今のところないのです。

加えて、デスクトップファイルの同期というのは、今んところやりたくないことなんです。まあ、方針転換してやることにしたっていいのですが。でもそれだけなら今のままでもできますしね。

現状私は、

  • Dropbox 1TB(ほとんどのファイル)
  • iCloud Drive 200GB(一部のデスクトップと一部の動画/写真)

という体制なのですが、写真は別にGooglePhotoで全部保存しています。多分ありきたりのやり方でしょう。

iOSの写真は、フォトストリームにもおいてあり、さらには、iCloudにもここ1ヶ月ほどの写真は保管してあります。これより古いものは順次削除。

こういうあれこれやりくりする面倒くささを回避するために、iCloud2TBに一本化するというのはわかります。

 

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成功しすぎるという失敗

 

ど根性ガエルの娘 1 (ヤングアニマルコミックス)

ど根性ガエルの娘 1 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還

「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還

 

最近2冊のよく似た本を続けざまに読んだ。

すっかり考え込まされてしまった。

見方によっては突っ込みどころ満載の両者であり、どうしてこうなった?と思わずにはいられない。

例えば両者ともほとんど破産寸前といったところに追い込まれてしまうのだが、そんなことってあるものだろうか? とくに「ど根性ガエル」である。私たちの世代で、知らないものはいない。アニメを一度も見なくても漫画を一話も読んでなくても知っている。あのど根性ガエルだ。

あのレベルまで行くと、漫画を一冊刷ることは、札束を刷っているのに等しい。そのお金を使い切る?仕事がなくなる?どうしてそうなる?

大成功とは恐ろしい。成功したらどうするべきかを学校で教わったりした人は、多分いないだろう。せいぜい「杜子春」を読んだことがある程度だ。古代中国におけるフィクションの成功くらいしか知らずに、本当に現実で成功してしまったら、どうなるのか?

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これってちょっと、ひどくないだろうか?

「ど根性ガエル」を超える成功?

「ど根性ガエル」以上に面白い作品?

どうすればそういう作品が描けるのかを、教えられる人はきっといない。

ここで何をすべきかは、よくわからない。

しかしここで何をしてはだめかは、なんとなく想像がつく。

次のようになるのは、避けなければならない、のだが。

少し酒に酔った状態で眠剤を飲むと、やがて、フワフワとした酩酊状態が訪れる。この感覚の中でないと眠れなくなってしまうまで、さほど時間はかからなかった。

 

「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還

「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還

 

 

文章がとてもうまいので、とても気鬱にさせられる。自分までそうやっているかのようだ。

私たちは、自分が抱えている役割を、放棄するわけにはいかない。ただ放棄しようと思うと、ストレスがきつくなりすぎて「酒の力」などを借りずには夜も眠れなくなる。

でも、自分が抱えている役割を、完全に果たそうとするのもまずい。同じことが起こり、酒の力が多大に必要になったりする。

何より必要なのは「自分の抱えている役割」をはっきりさせることだ。そして可能なら「整理」(辞退も含む)しなければいけない。

そうしないと山のような役割が、雨あられのようにタスクを降らしてきて、夜眠れない人を作り出す。

 

GTDで洗い出しを終えても、タスクの実行で焦らないようにする

タイトルがいまいち決まらなかったのですが、要は「さあタスクを実行しないと!」とか「なかなかタスクが片付かない」などという気持ちを抑えましょう、ということです。

気になることをことごとく書き出して、頭がスッキリした!

というのはこのまんまです。これ以上でも以下でもありません。

気になることを書き出してスッキリした!だからこのままの勢いで、タスクをやっつけてスッキリしよう!

という流れに乗ろうとするのは、あんまりいいことではないと私には思えるのです。太字の部分は前段と無関係の何かです。

洗い出したことが全部できるなどとはどこにも書かれてないはずです。タスクシュートも同じです。

デイリーリストが片付くなどとは、誰も言ってはいません。ついでに言うなら「一日一箱」(マニャーナ)でも同じ。

「箱を閉じれば箱の中のタスクは片付く」などとは誰も言っていません。片付くというなら、それは嘘です。

私はタスクシュートでデイリーリストを中心に置き、その周辺機器としてプロジェクトリストをあたかもチェックリストのように用いています。

プロジェクトは、デイリーリストの中で進め、気が向いたらプロジェクト・チェックシートをのぞいてみて、終わっているやつはチェックしていく。(これを私はプロジェクトリストと呼んでませんが、GTDから話を始めたので便宜乗こうしておきます)。

 

全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

 

 

気になることを洗い出して整理するのは、記憶を外部化するためではない、と私は思います。忘れ去ってしまうためでもない。

万一忘れてしまっても大丈夫なように、ある種の保険をかけておくのが書き出すことの意味です。

外部脳を作るのではなく、記憶のバックアップをとっておくような感覚です。やるべきことは覚えている。忘れてはない。しかし書き出しておけば、安心だ。

それに整理を一回やっておけば、もう一度整理する必要はなくなります。

おそらくとても気になるプロジェクトであれば、そのことを忘れたりすることはあり得ないと私には思えます。ただ、ずっと頭の中だけにあると、不安にはなる。この不安は余計なので、払拭したいのです。

それに頭の中だけでは整理しきれない。いったんある程度整理しても風呂にでも入ったらまた混乱してしまう。そんなのは無駄だから整理してどこかに保存しておく。

これはタスクリストとは言いがたく、プロジェクトリストと言ってもなんか違う。プロジェクト用の参照チェックシートです。

それを私は今ASANAで管理しているのですが、一部Dynalistにもあり、一部はEvernoteにもある。参照先がどこであるかを明示しておけば、いくつかあっても大丈夫です。

ここまで書いて、冒頭のタイトルの件に戻るのですが、「タスクを終わらせよう」と焦ってしまうと、おそらくはその膨大さに圧倒されます。

プロジェクトシートのことは、まあいいのです。日々やるべき最低限のことだけは、日々やっていれば。書いてあるプロジェクトは逃げない。(だから安心)。

とはいえプロジェクトのことは気になるでしょう。気になるプロジェクトがあるならなおのことです。だから、余裕はないでしょうが、少しでも余裕があったら、なんか気の向くことをやります。

(やったことは後でチェックシートでチェックを入れます。これはきっと気持ちがいいでしょう)。

これをネクストアクションとしてあらかじめ決めておくとおりにできるのは、ある意味では調子がいいからできることです。あまりにつらいとそうはいきません。

日によってはプロジェクトのことを考えただけで終わることもあるでしょうが、まあいいのです。プロジェクトは逃げませんから。

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