佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

『やめられなくなる、小さな習慣』書評いただいています

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みなさま、ありがとうございます!

 

倉下忠憲さんから、Honkureにて。

とりあえずこちらをお読みいただければ、およその内容をご理解いただけます。

 

honkure.net

 

プロブロガー「ヨス」さんより、「英語びより」にて。

そうですね。外国語学習と「習慣」は切って切れない関係にありますし、これが「やめられなくなる」ようになれば話は早いです。

ipa-mania.com

 

また、書評ではありませんが、こんなふうにパネル付きで展開いただいているみたいです。これはびっくり。ありがとうございます!

 

他にも「書評書いたよー」とか「こんな展開見つけましたー」というのがあったら、教えていただけると非常にありがたいです。

 

2018-10-24(水)追記

No Second Life の立花さんからも書評いただきました!

ありがとうございます!

www.ttcbn.net

他人が何を考えているか、わかりますか?

まず、何をやるのか考えます。  

次に、自分がそれをどうやるのかイメージします。  

そして最後に、自分で自分を励ますのです。  

この作業が 上手くいくかどうかで、スムーズに行動できるか、できないかが決まってきます。

 

 

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

 

 

私は小さい頃、「他の人の心を除き知る方法」を手に入れたくて仕方がなかったものでした。

人だけではなく、例えばイヌだとかタコだとか、結局「自分以外の主観」というものはどうしても知り得ないのだろうか?と思うと、急激に不安になるのです。突き詰めると、この世には自分しか存在してないのかもしれない、などと思い始めてしまうのです。

 

マトリックス (字幕版)
 

 『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』には読むたびに深い衝撃があります。自閉症のことがわかるというのではありません。(それもないわけではないのです)。

人の主観がわかる。これほど主観を精緻に報告してくれるようなことは、そうあるものではない。

僕たちが見ているものは、人の目ではありません。

「目を見て話しなさい」とずっと言われ続けても、僕はいまだにそれができません。相手の目を見て話すのが、怖くて逃げていたのです。

僕は、どこを見ていたのでしょうか。  

みんなにはきっと、下を向いているとか、相手の後ろを見ていると思われているのでしょう。  

僕らが見ているものは、人の声なのです。

私には「声」が見えたことはありません。ですから、そう言われるまでは決して考えつくことがあり得ない視点でした。これはまさに「主観」でしょう。

こんな本が書かれているということ自体、驚くというのでは表現しきれないほどのことです。冒頭の通り、単に何かを「する」ということさえ、著者にとっては簡単ではありません。

認知、記憶、運動。何を取っても一筋縄ではいかないのです。

いつ、どこで、誰と何をしたということは、その時のことは覚えているのですが、全部がバラバラでつながらないのです。  

僕たちが困っているのは、このバラバラの記憶が、ついさっき起こったことのように、頭の中で再現されることです。

むしろ私の記憶はなぜ時系列があるように思えるのだろう?

なぜ、記憶がバラバラではないのだろう。

とりあえず Siri ショートカットは使おう

あ、こんなに簡単だったんだ!

ということを知りませんでした。

やっぱり私は「音声入力」で後れをとっている気がします。性格が合ってないんでしょうか。

とりあえず「Siriと検索」というはっきり言ってわかりやすいとは思えない項目を開いてみましょう。

後は、こういうものに詳しい方ならだいたいわかると思います。

 

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とりあえず1つか2つ、作ってみるとよろしいです。なるべく間違いなく「つぶやきそうな言葉」を使うのがいいです。

フレーズを確認するなんて面倒なことをするようでは、決して使わない機能です。

私は「ベアメモ」と「今の天気」を重宝して使っています。あと、「駐車場100円」と言えば、家計簿アプリにそう入力されるのもいいですね。

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未読がたまったInstapaperを消化していくにはやっぱり音読を利用する

私はけっこう「聞く」というのがだめで、オーディをブックとか、ポッドキャストとか、点でだめだったのですが、最近「ごりゅごキャスト」を聞きつけるようになって、「インスタペーパーを聞く」も、やりようによってはできるのでは、と思いついたのでした。

で、実際シチュエーションと内容を選べば、けっこう聞いて満足できるというのが発見です。

こういうのは本当に人によるでしょうが

  • 1.5倍速で聞く
  • 内容説明的なものよりも「読み物」的なものを選ぶ
  • 車での移動中に聞く(イヤホンで聴くのは私には無理)

という条件で聞くのがいいようです。

これでずいぶんInstapaperの消化がはかどりました。ちょっと聞いてみて、「アこれはいらなかった」というのも分かっていい感じです。

やや蛇足ながら私はいま、Feedlyでちょっとでも気にかかったら高速にインスタペーパーへSaveしまくる、というやり方にしています。

これでFeedlyを定期的にカラにしてしまうのです。やや古典的ですが、結局これが一番私に合っているようです。

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集中してやろう!

ジムには、それはそれは熱心に通っている人たちがいる。レッスンを受講するためなら、なんだってしかねないくらいに見える。

なぜだろう?

たしかに、インストラクターは可愛らしい。

アップビートの音楽を聞いていると気分もあがる。丸1時間、自分のことだけに集中できるのもうれしい。

さらに大きなポイントは、ジムでエクササイズをするには、心身ともに完全に集中しなければならないということだ。

 

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 

 

ありきたりですが、2018年に読んでよかったビジネス書リストなどをあげろと言われれば、少なくともこの本は入ってきます。

この種の本は、「ありきたりのことが書かれているだけだが・・・」といった枕詞で高評価を受ける類いの本です。これが一番いい。

言っていることはシングルタスクはマルチタスクに勝るというだけ、という評価も見かけましたが、全くそうではありません。他のこともいっぱい書かれています。

大事なことは、集中心を促してくれ、しかもその方が効果が上がるということを心理的に実感できる本だという点です。「言っていること」を読書中に実践させてくれるのです。

下世話な話も事例も念頭に置いて考えると、私たちはもしかしたら、何かがいい体験だから熱中するのではないのかもしれません。自発的に熱中できるのなら、何だってよい体験なのかもしれません。

「何でうちの上司ってこうなんだ?」という心理状態の時、その義憤がどれほど当を得たものだとしても、「幸福感で満たされれた時に出る言葉ではないというのは事実でしょう。

だれが「何でうちはこうなの?」に心身とも集中できるわけがあるでしょうか。

そんな事柄にまで心身とも全力集中できるはずがないのは当然のことなので、せめて、それができていい条件においては、心身とも100%没頭したいところです。

私で言えばScrapboxの整理(ご自身が本当にやりたいと思うこと)などには心身とも全力でやりたいところです。こういうのですら、なんやかんやと理由をつけては先送りにしたり、何かをやるついでに片手間に済ませてしまうことは、いくらだってやれるのです。

タスクシュートで自分を変える方法

行動経済学者のハワード・ラクリンは、行動を変えることを明日に延ばすのを防ぐためのおもしろい仕掛けを提唱しています。

ある行動を変えたい場合、その行動じたいを変えるのではなく、日によってばらつきが出ないように注意するのです。  

ラクリンによれば、タバコを吸うなら「毎日同じ本数」を吸うよう喫煙者に指示すると、タバコの量を減らせとは言われていないにもかかわらず、なぜか喫煙量が減っていくといいます。

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 

タスクシュートの基本は「習慣タスクの管理」です。私はずっとこれをやってきていて、引用の方法論には、相当の効果が期待できると思っています。

タスクシュートを使っていると、本当にわかるのです。私たちはいつも同じ人間だということが。当たり前のことなのですが、みんなそうは思っていません。

私たちは、明日は今日とちがう選択ができるにちがいないと思いますが、そうはいかないのです。

今日はやっぱりタバコを吸うけど、明日からはきっぱりやめよう。

今日はジムをサボるけど、明日は絶対に行こう。

クリスマスのプレゼントは奮発するけど、むこう3カ月はいっさい買い物はしない。

そんなわけにいくはずがない。という話をセミナーですると皆さんがっかりされます。だいたいセミナーというのは、気分を高揚させるためにいったりするもので、まさか落ち込むためにいくはずがありません。

しかも(この接続詞は間違いではありません)私はストイックなことを述べるつもりもなければ、まして「お説教」などするつもりもないと来ています。ある種の人はせめて「人にお説教されたい」のでしょうけれど(私には理解できませんが)、私はそういう情緒交換があんまり好きではないのです。

そんなことをいくらやっていても、いいことはない、と思うのです。叱咤されたり激励されたり気持ちを上げたり下げたりするのはみな「想定の範囲内」。問題なのは、脂っこくて甘いものは口に優しい。そして今日と明日の私は同一の判断力で行動するということ。

変える必要があるのは「明日」ではなく「今」です。これはあの「今でしょ!」ではないのです。「今変える気はない」のだったら、もうそれはそれでよしとするべきなのです。一生それが続くのです。それはそれでいいのです。いいはずなのです。

そこでもう一度、冒頭の引用へと戻ります。

タバコを吸うなら「毎日同じ本数」を吸うよう喫煙者に指示すると、タバコの量を減らせとは言われていないにもかかわらず、なぜか喫煙量が減っていくといいます。

タスクシュートを使っていると、本当にわかるのです。私たちはいつも同じ人間だということが。

でも、全く同じ人間ではないことがわかる日に遭遇します。

タスク管理というのは、当然ですが自意識のすること。しかしタスクシュートには無意識が反映されてくるということが、少し長い目で見るとわかってきます。

「変革」には無意識の力が欠かせないのです。

EvernoteとScrapboxの間のようなBear

 

究極的なことを言えば、Scrapboxとは似ておりませんが、

  • 基本的にノートブックが存在しない
  • タグだけで整理する
  • タグがついていないノートがインボックスノートの扱いである
  • 文中のタグがそのままタグになる
  • ピン留めで位置固定できる

といった機能がメインであるところに、EvernoteよりはScrapbox寄りの印象を覚えます。

にも関わらずこのツールは、基本的にEvernoteに近いものです。

クラウド対応です。

そして個人的にはここが重要ですが、アップルウオッチでも少なくとも「4」ならば十分に利用可能です。

初めて、クラウド対応メモでアップルウオッチで使えると言えそうなものに出会った気がします。

その意味でも本当のところScrapbox的ではありません。Scrapboxはアップルウオッチで扱うのには向いていない、という気がします。

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画面を見てもなんとなくお分かりいただけると思います。Evernote的です。Scrapbox的ではありません。ただし、タグしかありません。そしてタグが「擬似」ではなくきちんと階層化されます。しかも、3階層でも作れます。きっと4階層以下も作れると思います。

ぱっと見よりもかなり高機能です。クロームのエクステンションがあって、ページのクリップも可能です。ただしEvernoteに比べ、ウェブクリップの機能は貧弱です。

もしも、ノート数が増えても今と同じくらい軽快だったら、私は今後はこちらをお勧めしたくなります。ウェブクリップを多くするかどうかによりますが、メモとしては非常に優秀だろうと思います。

アップルウォッチでまともに動くといのがなんといっても優れています。私としては、実務的なメモだけをこれで扱うつもりでいます。

Evernoteはライフログ。

Scrapboxは文書作成のためのネタとアイディアが中心。

Bearは実用メモです。

Bearはクラウドとして使わないのであれば、無料です。クラウド利用をするなら、月額150円。年一括であれば1500円。

この辺の価格は、少し安すぎる気もしますが、すごく利用しやすいイメージがあります。たとえば、iPhoneとアップルウォッチだけで使うのならば、無料です。クラウドの利用はないので。この使い方でも十分です。

または、Macとアップルウォッチだけで使うのでも、無料です。

MacとiPhoneで同期する必要がある人だけ、月額150円になるわけです。

 

睡眠分析アプリ AutoSleep から Pillow へ乗り換えました

最近はごりゅごキャストの強い影響下にあります。

anchor.fm

私もキャストやってみたくなってきました。

ともあれ、Pillowはいいです。完全に寝落ちするタイプの人にはもしかするとダメかもしれませんが、布団に入ってから寝入るまでの時間などを計測しているのをみると、明らかにPillowのほうが分析力が高いです。

またそもそも、分析結果がわかりやすいです。

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ここまで眠りが深いか、という気もしますが、私は深く寝られる方なのだろうとは、思います。

ちょっと感心させられたのはREM。

この日は9%ですが、確かに夢見の記憶がほとんどありません。で、違う日は30%以上で、その日はなるほど夢ばっかり見ていた、という気がしました。

いまはまだ、ただただ測る、ということしかやっていませんが、カフェインとか運動とかのデータを加味していくと、だいぶ色々わかりそうな気がします。

睡眠は正直「寝覚めの感じ」と「その日1日の元気さ」とか言ったものが、それほど直接的に関係していない感じなので、難しいのですが、これくらいいろんなことが細かくわかってくると、もう少ししっかり見ていきたいという気にもなります。

 

自動睡眠トラッカーPIllow

自動睡眠トラッカーPIllow

  • Neybox Digital Ltd.
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

 

一度でいいからタスクを「実行するであろう順」に並べてみる

昔、誰にも迷惑をかけてもないのに罪悪感を感じるのは、不必要すぎる行為なのでは、と疑問に思うことがあった。

まさか実施する日付を付けるだけで罪悪感が発生するなど思いもよらないだろう。

www.works4life.jp

 

 

この「罪悪感」の話は大事です。
「自分と決める約束の数」は、なるべく減らすのがいいようです。

自分とたくさんの約束をすればするほど、罪悪感を感じる可能性は高くなりますし、全く感じないなら、それはそれで約束をする意味などないわけです。

実行によって何かを得るのは自分であり、実行せずにそれを得られないのも自分だけなら、何も罪悪感など感じる必要はないのですが、人間の心には多分フロイト言う所の「スーパーエゴ」が君臨しています。

スーパーエゴはおそらく内在化された「親」(親格)であり、自分と約束するということは「それ」と約束してしまうのです。
だから罪悪感を感じるのでしょう。

それより「順番」です。

タスクシュートは、やらなかった時の罪悪感があまりないなと思ったのが不思議だった。

確かにタスクシュートは、タスクをスタックするものの、この時間にする、というのまでは細かくは決めていない。

あくまでも、この順番通りにやれば理想的という道順であって、しかし、場合によってはその道なりが変わることももちろん許容する。

「気軽にこの日にしようと決めるよう促すツール」はそれだけでも問題ですが、そんなことを促すわりには「順番」をおろそかにし過ぎです。

「優先度」というのは10あっても20あっても足りません。ランキングをつけるのではなく、旗や星をつけるのでもなく、それらに色をつけるのでもなく、必要なのは「実行する順番」を考えることの方です。

なぜならタスクを実行してしまえば、その日はその分、時間が経過するからです。


そうすると状況が変わってしまいます。


状況が変わった中で、それぞれのタスクの意味は変わります。
だからリストは、何かを実行するたびに変化する必要があるはずなのです。

 

一般にタスク管理ツールは状況がどんどん変わるのに対して、一定不変すぎるのです。


いつまでも、最初に作ったときの顔をしています。あれでは、実行するにあたり、あまりにも負担が大きすぎるというものです。

最近のEvernoteとScrapboxの使い分け

ある程度使い方が決まってくると、あとは小さな自分ルールということになっていきます。慣習というのでしょうか。

現在、最も「これはEvernoteにいれておけばいい」のか、Scrapboxにも移すのかという区別として使い込んでいるのが

  • タスクの記録としてフィットするのはEvernoteにログとして残す
  • タスク中のメモとして扱うべきはScrapbox

という区別があります。

散歩中が最もわかりやすいでしょう。

散歩中、いい景色だと思って撮った写真はEvernote。

散歩中、Scrapboxの本(書いてないけど)のネタとして使えると思ったものはScrapboxです。

つまり、散歩中に散歩の記録としてフィットするものはEvernote。

メモの中身が散歩と何の関係もないけど、その時たまたま散歩していたというならScrapboxです。

実際には、「何の関係もない」ようで、意外と散歩中だからこそのネタだったということはあるのですが、いずれにせよメモはたすくまから来ているし、Evernoteにも格納されているから、Scrapbox「にも」移すかどうかという基準でしかありません。

ちなみに私は先日から、Evernoteノノートブックを大改造中で、「散歩」とか「トイレ」とか、要はたすくまの全リピートにノートブックを対応させるようにしているので、このどこかに自動的に収まるようならEvernoteというわけです。

 

Scrapbox情報整理術

Scrapbox情報整理術

 

 

タスクは目的を果たします

タスクをすると、人は目的を果たします。

これは例外のないことです。

はてなブログを書くというタスクは、ブログ記事を書くという目的を果たします。

食事をするという行動は、味わい、胃袋を満たすという目的を果たします。

およそ、行動は目的を持っていて、その目的を果たすのです。

ぼんやり考え事をするというのは、何かしら考えたいことや整理したいことがあって、その目的を果たすのです。

生命体は、絶対に一定の期間の間には、目的を果たしてもらいたい機能をいくつか持っています。

せめて2日の間には睡眠を取れとか、10時間のうちには水を飲んで欲しいとか、そういうものです。

だから、1日にできることの「数」には限界があって、だから「時間が足りない」という感覚を持つことになるわけです。

いくつかの目的はせめぎ合っています。

今は考え事だ!イヤ休息だ!飯だ!テレビだ!

そういう時、人体は、あるいは少なくとも脳内は分裂している。

交通整理が必要になる。

まず食べて、それから休息して、テレビはそのあとで、ついでに考え事、ネ?

好きなことをやるのが原則ですが、好きなことにしたって同時に一斉にはできません。

そして、現代は「好きなこと」のたくさんある人がとても多いので、交通整理をアタマの中では難しい。

そこで、まあタスクシュートと言うことになるわけですが、それをおいておくとしても、交通整理には優先順位がつきもので、優先順位は「手段目標設定」といったものに関わってきやすいのです。

しかし、まず、休んでから仕事という順番をつけたとき、休むのは手段であって、仕事するのが目的だ、ということもあれば、仕事をして生活を整えて大いに休むというケースでは、休むことが目的で、仕事はその手段です。

行為には必ず目的がありますが、しばしば目的を内包したまま、手段であるというケースもあるわけです。

だから、何が手段で何が目的だと予め客観的に決まっているようなことがらはないはずで、設定の仕方次第で手段になったり目的になったりしますが、ただし、行動には必ず目的はあるものです。

そう考えると、だいたいのことは「今日中」でなくていいのです。目的さえ果たすことができれば、生命体は待つことができます。睡眠も多少は遅らせることができます。

ただし、後で必ず目的を果たすことです。その算段をつけることが大事です。

 

くり返しますが、 すべての仕事を「明日やる」のカテゴリーに入れるのが理想です。そうすれば、仕事の計画が事前に立てられるからです。


<Q5> ある仕事について、「今日中に」するか「明日やる」のどちらにするか迷っている。

<A5> 「明日やる」です。これが標準設定。特別な理由がない限り、変更する必要はありません。迷っているなら「明日やる」にしてください。

 

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版

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「青い鳥は家に居た」というだけではない「青い鳥」の話

母からこの話についての「不満」を聞かされて読んでみて以来、ずっと「そういう話じゃないんじゃないか」的な違和感が強かったのがこの物語です。

母は、どうも実家があまり好きでなかったらしく「幸せは自宅や身近にこそある」という「教訓」が大変お気に召さなかったようです。

たしかに「青い鳥」といえば、あちこち探すことはない。結局青い鳥は我が家にあるのだという教訓を伝えるお話ということになっています。

でも実際に読んでみると、そういう意味にはどうも読めない。あえて言うなら「幸せは我が家にこそある」のではなく「幸せは我が家にもある」でしょうか。このニュアンスは大きく違うと思うのですが。

こういう類のファンタジーは、非常にレア、というものではありません。名作ですが、同じようなことを伝えんとしている作品は、実に多いものです。

冒頭から物語では、メッセージをハッキリさせています。

【チルチル】 ……ホラ! あの子たちの家、ほんとにきれいだな!

【仙女】 べつに、お前の家よりきれいじゃあないよ。

【チルチル】 ヘエそうかな! ぼくんち、ずっと暗いし、ずっと小さいし、お菓子もないんだぜ。

【仙女】 まったく同じことさ。つまりね、お前にはそれがよく見えないっていうことなんだよ。

かの有名なチルチルですが、チルチルの家は貧乏ですが、それがきれいに見えないのは、きれいであることがよく見えないからと言われている。これがメーテルリンクのメッセージで、物語中ずっとそのメッセージでいっぱいです。

チルチルはミチルと旅に出かけて戻ってくると、「それがよく見えるように」なっています。

そういう目を通してみると、ただの鳥が青い鳥に見えるようになっている。これは「青い鳥は家に居る」というメッセージとは違うと思うのです。

【チルチル】 〔自分のまわりを、ながいあいだ見つめてから〕パパにママ。この家をどうかしたの? 同じ家だけれど、ずっときれいになってるね。

 ところで、いかにも夢のないことを書くようで恐縮ですが、若い頃にはこの話は「いい話だ」としか思いませんでした。

しかし、今にしてみると、チルチルのように「ものの真の姿を見るようになる」のは、はたしていいことなんだろうか?という思いがよぎります。

これがメーテルリンクの考える「詩人の目」であることは分かります。メーテルリンクは詩人ですから、こうでなければいけない。こうでなければ人間は不幸だ、と考えるのも分かります。

けれども私は心理学の教科書のようなものも読まされてきていて、これって、躁病の観点なんじゃないか……という気がしてくるのです。

「世界の真の姿」をとらえて幸せであるということは、人間の「普通の健康の状態」を犠牲にしなければいけないのでは?という気がしてくるのです。

物語の冒頭で、先ほどの「仙女」がこんなことを言うのを読むにつけ、その思いはますます強くなります。

まったくおかしなもんだね、人間なんて……妖精たちが死んでから、人間どもにはもうなんにも見えないし、そればかりかそれがおかしいとも思わないときてるんだから

 

青い鳥

青い鳥

 

 

タスクシュートとは、時間管理総合システムなのです

nomicoさんのこの記事、私はハラハラドキドキしながら追っかけているのですが(どうしてかw?)、これにハラハラできるのも私のような者の特権でしょう(笑)

 

www.works4life.jp

 

ここには、時間管理とタスクシュートを理解する上で、とてもとても大切なことが書かれているのです。

まず、記事内には、相互に無関係とも言える3つの話が登場します。

しかしこの3つは全部が全部、時間をうまく使うためには欠かせません。一見関係ない3つのことを、1つの目的のために関係づける必要がある。それがなかなか難しい。

タスクシュートとは、時間管理総合システムなのです。これがけっこう伝わりにくい。特定の一面だけが強く意識されてしまう。たとえばそれは見積もり時間だったりするわけです。

少なくとも、私にとって、スケジュール枠に予定を入れるというのは、そう約束することが暗黙の了解で実施されるのだ。

そしてこれを実現できなかった場合、私は、わけのわからぬ罪悪感にとらわれていた。

その罪悪感とは、強制的に約束した内容を自分が守れなかったことに対してである。

ひとつ目が、これです。非常によくある話なのです。自分で決めたことを自分で守れないと、自分でイヤになってしまう。だからそもそも約束なんかしたくない。でもそれではタスク管理ができない。そういうジレンマです。

タスクシュートはこれが起こりにくいシステムにはなっています。起こらないわけではないですが。

なぜ起こりにくいかというと

  • タスクはリピートが大半のため自動生成されるようになる
  • 時間的制約をハッキリさせるため「できない」ことをあきらめやすい
  • リピートは、今日できなくても明日やればいいという選択ができるから

他にもありますがこれくらいにしておきましょう。とにかく、一般的には男が好きだという「やるか、やらないか」になりがちなのですが、そこを回避しやすい仕様なのです。

旅行のためログ取りはしなかった。他の人はこういう非日常時はどうされてるのかしら。やっぱりログは取るべきなんだろうか。

2点目が、これです。絶対に「非日常時」は発生しますね。

「やっぱり取るべき何だろうか・・・」といって放っておくこともできます。これは、タスクシュートの私が思う非常に優れた点であって、断絶から回復する機能を一通り持っています。

タスク管理を最初に始める人は、このことをほぼまったく考えない。タスク管理は、間が空けば空くほど再開を受け付けなくなるので、1つのツールを使い始めたら、どこでどのくらい間が開くか、間が開いたらどうするかを、予め考えておく必要があるのです。

タスクシュートはそこまで考えておく必要がない。リピートタスクがまったく状況にあわないようだったら(たとえば重病になったら)全削除しても、翌日まったく同じようなリストが用意されます。

これは蛇足になりますが、Todoistであれ、アウトライナーであれ、一般的にタスク管理する上で挫折しないための大事なポイントは、間が開いてしまったら真新しいタスク群を用意し、なるべくそれらをリピート設定にして、旧タスク群はその下に組み込んでいくことです。その組み込み作業をも、タスク管理の一部とみなす必要があります。

特に潔癖な人は、「間が開いた後の旧タスク群は見るのもイヤだが、それを削除するのもなんとなく怖い」ということになりがちで、そこで手が止まってしまうからです。

間が開くことは必ずあります。どんな人でもあるのです。そのことをツール設計側が前もって考えてくれてないのが、おかしいのです。

ちなみに私は重病の時は重病ログを取りますが、取らなくても「空白というログ」が残ります。これがタスクシュートです。「この日に何かあったのだ」ということが、日常との対比によってあぶり出されるわけです。

朝の時間があまると、だいたい「ちょっと遊んでもいいよね?!」と思って別なことをし始める。

で目算が破れて思った以上に時間を遅れて家を出る、ていうのが通常だった。のだが、今日初めてこれを阻止できた。

たすくまで今後の予定が経っていると、この時間に家から出たい場合は、実はそんなに時間はない! ということが分かる。

 で、3つめはこれです。これもまた時間管理の大事なキーですが、1つめの「罪悪感」の問題と、ずいぶん違う問題です。こういったものを全部ひっくるめて1ツールで管理しないと、時間管理はうまくいきません。

タスクリストという同じ部分に「罪悪感」のことも「時間の可視化」のこともあるからです。ただ、可視化すれば時間管理になるケースと、罪悪感の有無が問題になりがちなポイントは、異なるものです。そういうのはだいたいにおいて、別々のライフハック(たとえば先送りのマインドハック)やツール(リマインダーなど)に問題が預けられていって、なかなか解決を見ない。

「人間は一人一人違うのだから、どれを使うのが正解ではなく、自分に合ったツールや方法を選択するのが大事」という話を聞くにつけ、「それは話としてはいかにも正論ですが、実際はそんなに単純じゃない」と感じて黙ってしまうのは、「時間管理には総合システムが必要だから」なのです。

そして総合システムはあんまりないのです。

なぜ「アウトライナーで設計したとおり」に文章が書けないか?

anchor.fm

こちらを聞いて、非常にいろいろ思うところがありましたから書いておきます。

Tak.さんは「アウトラインが鬼のように好き」な方で、何でもかんでもアウトラインでやっちゃうというイメージがあります。

しかしというか、別にしかしではありませんが、よくよく話を聞いていると、私がたすくまとTodoistなんかでやっていることと、アウトラインでやられていることとが、非常によく似ています。

たとえば、タスク管理においてTak.さんは「やろうと思ったことの全てはできないから、何かしら選択基準が必要になる。それがアウトライナーを使う理由」という趣旨のことを述べられていて、それはまさにタスクシュートで私がやっていることです。

できないタスクを振り切る基準が必要だから、リソースとしての時間がその切り捨てを後押しするわけです。

 

他にインタビュー中Tak.さんが「アウトライナーを使っても、そのデザインどおりに文章が書けることは決してなく、むしろ書けるようであってはいけない」ことを再三にわたって強調しておられますが、これはもちろんTak.さんの言うとおりなのであり、「アウトラインどおりに文章を上から書いていく」という話をする人に出会うたび、いったいなにがどうなっているのか、混沌の沼に突き落とされるような気持ちになったものです。

 人の頭というのは、連想ゲームにひた走ります。言葉というものがそういうものなのだから、これは避けようがないのです。

でなければ、「ダジャレ」などというものを思いつくはずがありません。「アウトライナー」と「ライナー急行」と「オリエント急行殺人事件」の間にはまったく何の関係もないけれど、人の頭は連想するようにできている。

文章というのは言葉の海を生み出すのですから、連想連想連想で、カオスが展開するのが当然なのです。「アウトライナー」は、結果としてカオスの中の道しるべを残すものであって、文章はカオスを生み出すために書くようなものなのですから、アウトライナーに沿って書けば、カオスがまったく展開しないというのでは、文章を書く意味がなくなります。

そんな文章では、読む必要そのものがなくなるでしょう。アウトラインだけを読めば全部分かる、ということになってしまいます。

 

 

 

 

たすくまについてブログで上がっていた疑問にまとめてお答えするよ

いずれも、こちらで上がっていた疑問ですが。

www.works4life.jp

 

【疑問】メインタブの稼動中でないタスクを長推ししてくると出てくる時間はなんだろう

すでに解決済みのようなのですが、

  • 稼働中のタスクの場合には長押しによって一時停止で、あまった時間分が分裂タスクとしてコピーされます。この意味は【割り込まれた】ということです

タスクシュートは割り込みに対応するため、実行中のタスクを一旦停止し、そこまで実行した記録を残し、その後再開するためのタスクは未実行という形式に直してくれるわけです。

  • 稼働中でない場合には【開始予定時刻編集】です。これは【開始予定時刻が決まっているタスク=予定】の時刻をいじるためです

【疑問】メインタブのタスクで端っこの三角形だけが赤くなってるのはなんだろう
 全体的に色が変わってる部分は、佐々木さんのブログで教えてもらったけど、►だけ赤い場合があるんだよね。

この記号が赤いのは「前日以前の積み残しタスク」を意味します。

 

で、希望としては、前日のある一定時間すぎたら、この「明日」タブに明日のリピートタスクが作成されていると嬉しいんだけど、そういう風にはならないのだろうか。

これについては、「明日」タブの右上部に、「+」記号があって、その横に「作成」とあるので、ここをタップすることで、いつであっても明日のリピートタスクが作成されます。 

「急ぎではないが、忘れてはいけないこと」こそ管理する

何やら『七つの習慣』でとりあげられる第2象限と似たように見えますが、ちょっとニュアンスが違います。

メールの処理でもタスクの整理でも、あるいは単なる情報整理でも、何かと問題になってしまうのは

  • 急ぎではないが、忘れてはいけないこと

です。

急ぎであって、忘れてはいけないことというのは、真っ先に処理しなければならないため、問題なく処理されます。

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』という本にあった例で言えば「延滞料金の支払い」といったタスクです。

忘れてもいい、急ぎのタスクというのは、非常に軽い仕事ではありますが、焦っている友達がなにかを貸してくれと入ってきたようなケースです。返してもらわないと困るような場合は別ですが、「取られてもいい」くらいのものだと、その後忘れてもよくなります。

「忘れても良くて、しかも急ぎではない」というのは、いつかやればいいことです。こればかりやっても差し支えない人生は、幸せです。

問題になりがちなのが「忘れてはダメで、急ぎではない」タスク。今月中に返信しないと行けない、厄介なタスクを含むメールなどがこれに相当します。

こういうメールはいつまでもInboxに滞留し、しかもイヤな気持ちにさせられます。風水的な本が書くところによると「マイナスエネルギーを発するうんぬん」というヤツです。

 メールに限って言うならば、こういうメールはGmailの「フォーラムタブ」にでも集中して置くのがオススメです。これは安直と言っていいくらい簡易なライフハックですが、忘れてはいけないが、今すぐ対応しなくていいものをずっと見続けておくのはよくないですし、だからといって忘れてはダメなものはアーカイブもできない。

できることとしては、一手でアクセスできる先に、置き所を変えることです。

 

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