佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

メンタルハック

昔に戻ってやり直すためのライフログ

ライフログって何の目的で記録するのですか? という辛辣な質問があります。これは難しい問いです。じっさい「ニヤニヤする」で済まされようとしていた時期がありますが、十分に説得的だとは思えませんでした。 でもそもそも「ニヤニヤする」ってことは、ラ…

小説と分析

自分は精神分析家ではありませんので、精神分析のなんたるかはわからないのですが、精神分析というのはどうも、カウンセリングや心理療法だと、私が習ってきたものとはちがっていて、何なんだろうと思っていました。 河合隼雄さんの本とか、土居健郎さんの本…

アイディアを思いつくことができなくても、アイディアノートは絶対に必要

ネタ帳とは、なんだかいまひとつ役にたたないモノなのに、どうしてつくるんだろう? というようなことを、倉下忠憲さんと「のきばトーク」というチャンネルでダラダラとしゃべっているのですが、気になる方は聞いて下さい。ただし小一時間ほどの音声です。 …

メンタルハックとしてのライフハック

ほとんどこのブログのタイトルに関わることなんですが、ライフハックには非常に実用的な意味と、ほとんどワークスタイルでしかないような、ないようなといっては語弊がありますが、それほど実用的でもない面があります。 その辺で実はこのブログにはずっと迷…

「顔から火が出るほど恥ずかしいこと」を思い出すのは脳のエラーだとすると?

なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎 作者: ダニエル・L.シャクター,Daniel L. Schacter,春日井晶子 出版社/メーカー: 日本経済新聞社 発売日: 2002/04 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る フ…

不安がキツい、場合

不安というのはあまりにわけのわからない言葉で、かつあまりに幅広い言葉なため、心理学とか精神分析の辞書を引いても、長い長い解説があったりします。 「漠然とした不安があって、仕事がなかなか手につかない」 よくよくこれを考えてみると、何を言ってい…

『裸でも生きる!』は素晴らしいと思うが、服ぐらいは着ているもの

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫) 作者: 山口絵理子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 「佐々木さんが今のように人脈も、編集さんの知り合いもいらっしゃる状況ではな…

「自分が自分じゃない」のなら何をやっても落ち着けない

30代の男性「『恨む』とか『なんでだ』とか喪失感とか、自分が自分じゃない状況でいたので、『ごめん』なんて言葉は出てこなくて、『なんでだ』って。」 www.nhk.or.jp 「自分が自分じゃない状況」っというのは一体何なんだろう、と考えさせられますが、逆…

完璧主義はやめられる

まぁ、びっくりしましたね。9割くらい自分に当てはまってるんです。自惚れな言い方でスミマセンが、「これはわたしに取材して書いた本なのか」と思ったくらい。 www.irobana.com 決して「自惚れ」を心配していただくには及びません。 しかし私が驚きました…

「みんなと仲良くなる」のは難しくないのに、人間関係が難しい理由

受話器を取って相手の声音を耳にしたとたん、明らかに相手は怒っているようだ、ということは大半の人が即座に察知すると言われます。「人の気持ちが分かってない」と言われがちな私でも、この能力はあります。 この「察知」を可能にしているのは『ファスト&…

ひどくあからさまなダブルバインドについて

あんまり書いても面白い話ではないんですが、いちおう書いておこうと思いました。 世の中には、不思議なダブルバインドがそこかしこに放置されているものではありますが、以前からずっと気になっていたのが、親が子のセックスを望まないくせに孫を欲しがると…

他人はたしかに私の鏡である

ファンタジーにもよく「鏡」というものは登場します。 あれは不思議なものですから。 人形劇にアレンジされた「くるみ割り人形」は主人公のクララが時計の中に迷い込むお話ですが、鏡の中に迷い込む作品も多く、日本ファルコムの「イース」などはゲームであ…

私が「本を書く」などという長期仕事ができるのは、自分に自信がないからではないか

心理学的というよりは「見ていると」なのですが、 「自分に自信がない」という人はおおむねプライドが高い 本人は「自信がある」とは言わないけれど、ありそうに見える人はあまりプライドにはこだわらない という傾向があるように、思います。 「本当の自信…

理解できないものはメンタルパワーを消耗させる

愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 1 (花とゆめコミックス) 作者: 成田美名子 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2015/10/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る その昔『サイファ』というとんでもないコミックを読み始めてとても困っ…

「習慣化しましょう」では、なにも言っていない

やりたいことを習慣化するためにはどうすればいいか、というテーマについて語っていた時に、佐々木さんが「今日はこれだけ覚えて帰ってください」と言っていた言葉がありました。 同じことを繰り返すのではない。繰り返す同じことを見つけ出す 分かるようで…

「押しつけない」のが難しいのは認知コストがかかるから

いまでは政治について考えるとき、「多数派の専制」は一般に社会が警戒すべき害悪のひとつとされている。 (中略) 社会それ自体が専制的になっているとき──すなわち、集団としての社会が個々の人間を抑圧するとき──その抑圧の手段は、政府の役人が行う活動の…

心得とは、24時間続くPDCAであるから

「夫に死んでほしい妻」という記事を流し読みした。 穏やかでないタイトルながら、「離婚は大変だから死んでほしいと思う」という下りには、いまいち首肯しがたい。そこまで思うくらいなら離婚したほうが手っ取り早いと思うが。 ところでこの記事には最後に…

24時間態勢

これは拡散!!電話掛かると最初に『この電話は振込詐欺防止の為録音されています』のアナウンス。防犯率はかなりのものらしい。何よりこれ無料。ぜひ全国レベルでやってください! pic.twitter.com/vonYvCtfdl — 鉄朗君揉ムおじさんひィ子 (@hogehogeratta)…

自分の幸せと自分の遺伝子の目標

シゴタノ!で大橋さんが「恩師」ではなく「本師」ということを書かれています。 私にはそこまでピンポイントでこれ!と言える本は、思い浮かびませんが、明らかに自分の考えにかなり根底から揺さぶりをかけた本はいくつかあって、『利己的な遺伝子』は間違い…

漠然とした不安を感じたら

「漠然とした不安につきまとわれる」という「性格なんだ」と訴える方が、ときどきいらっしゃいます。 「何とかならないだろうか・・・」とおっしゃるのですが、この種の問い合わせはいつもそうなのですが、尋ねている人自身が考えているとおり、「漠然とした不…

気力とは湿布のようなもの

何か気取ったタイトルをつけているわけではないのです。 かなり直接的な比喩です。 「やる気は有限」以来、いろんな比喩で、要するに何をお伝えしたいかというと、人はモチベーションの高まった状態で辛い作業をしたいと思うわけですが、それはいろんな制約…

「馴染み深くて新しいもの」は「妄想の実現したもの」に限りなく近い

誰かのことを好きになり、妄想の中でその人と楽しくデートする。ユートピアなはずだ。でも、人はそこで満足せず、やっぱりその人と接触したくなる。新しい情報を欲してしまう。 つまり、人は妄想の中に生きることはできない。 ここで立ち上がってくる疑問は…

パリーグは強いのか?

パが61勝44敗3分けと大きく勝ち越し、11年間で10度目の勝ち越し プロ野球が好きな人なら今さら感のある話題だが、どうも変な話だ、といつも思う。 プロ野球も資本主義的な競争社会の中にあるので、基本的にお金があるチームにいい選手は集まらざるを得ない。…

思い出そうとしたものを、思い出せた!と人が感じるのはどうしてか?

以前、Evernoteに関するセミナーを共催中に、相手方の大橋悦夫さんにちょっとややこしい質問を投げてみたことがありました。 大橋さんはEvernoteを使って「あれはどこにあったっけ?これだ!」と見つけ出すやり方について話していました。 それ自体面白いプ…

環境とその問題は一変したのに、対応能力が古いままの私たち

「猛獣」「ヘビ」「クモ」「高所」「水流」「落雷」「閉所」である。現在の先進国では、疾患・自然死以外の死亡の原因は「自動車」や「刃物」 「電気」「銃」であるのに ヒトの脳にはクセがある: 動物行動学的人間論 (新潮選書) 小林 朋道 新潮社 2015-01-23…

暗黒の奥に実際に行くとたぶん死ぬから代わりにゲームで遊ぶ

意志力、と似て異なりながら、非常に魅惑的な心理的な概念に「心のエネルギー」がある。 この言葉の持つうさんくささと魅力には、意志力の弱さにうちひしがれがちな私や、心にも体にもエネルギーが足りなげな私などには、抗しがたい。 意志力のなぞに迫るべ…

地味〜な天才

ナポレオン軍の惨状についてのパルチザンからの情報、モスクワからの撤退準備のなど、すべてが、フランス軍は壊滅して、逃げ出そうとしているのだという推測を裏書きしていた。しかし、それはただ推測にすぎず、若い者たちには重大に思えたが、クトゥーゾフ…

明らかに自分宛でない記事にわざわざ反応しない

読者のことを考えろ、とはよく言われるが、それを厳密に守ろうとしているのは、プロだけだ。 しかし、人はだれでも知らず知らずのうちに、読者を想定してかかっている。 たとえば「こうすれば文章がちょっと読みやすくなる」といった記事を、まさかトルスト…

メンタルを「鍛える」

晴天大好き。雨の日嫌い。 そういう人が「雨の日」を好きになるようにするには、どうしたらいいか。 庭造りをすればいい。 なぜかわからないという人は、小さくても庭に植物を植えてみれば、きっとわかる。 雨が恋しくて恋しくて、仕方なくなる。晴れの日が…