読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

だいたい言いたいだけ。プラス何か

最近、倉下さんが元気です。というのは失礼で元から元気いっぱいだったのかもしれないが、私の印象ではそうなので。

その倉下さんと最近、雑談しました。雑談をSkypeでやれるあたりがいまどきで便利です。その雑談の中で「ブログが読まれるかどうかを気にしているあたりからもう全然ダメで、言いたいことを言ってしまったらそれで9割方満足するべきなんです」という主旨のことをあっさり断言されて、「ああなるほどそのとおりですね。わかりました」と非常に納得し、このブログが生まれました。

とは言え「だいたい言いたいだけ」というのはごりゅさんのキャッチコピーだし、それをそのままブログタイトルに使うのも、つまり「佐々木正悟のだいたい言いたいだけ」とかにしようと思ったけど、それはさすがに創意工夫の労を惜しみすぎている気がしたので、「のきばの佐々木正悟」というこれまた面倒くさがりらしいブログタイトルになってしまったわけです。

話を最初に戻すと、元気な倉下さんがいろいろ新しい試みをなさっていて、これからますます新しいチャレンジをなさるらしく、それがいちいち、なんとなく私がやろうと思っていたことであり、しかもスピーディかつあっさり実行されているんで、私は「あ、これでまたやることが一つ減ってラッキー」くらいに思っていて、やることがない。言いたいだけと言っても、言うべきこともない。

ショウペンハウエルは、「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない」と警句を慣らしています。

本で。

読書について(ショウペンハウエル) – Honkure

たとえばこのような記事となるともう「おお。Evernoteにネタとしてとっておいたような話だぞ」くらいになってきてしまって、ここまで来ると、私のEvernoteアカウントが彼の手にハックされている疑惑が浮かび上がってきます。

というのは冗談なので、本当に、同じような現象を同じように感じる人はけっこういるもんだと思いますが。

多読を謳っている人が書く書評が、あまりにも中身が無かった、なんて経験をお持ちではないでしょうか。私はあります。

ここはもう「あまりにも」を「あまり」に変えるくらいしか、私に言うことがみつけられません。

「にも」を入れてもいいかなあ。でも保身も大事だし。ウチには子どももいるしね。 言いたいことがあるなら、どんどん言えばいいじゃん、といわれるとその通りかもしれませんが、これについてもすでに倉下さんが言及していたりしまして。

たとえば、何かイライラしたりむかついたものに遭遇したとします。心の内側ではそれについて一言物申したい気分が湧いてきます。このブログや、あるいはTwitterなんかで。でも、それは明らかに「私の仕事」ではありません。

R-style » 「自分の仕事」をする

ネットをあっちこっち読みあさってみると、案外「言いたいことはもう他の誰かが言ってくれてる」を発見してしまうわけです。

それでも佐々木正悟には「だいたい言いたいだけ」と言うことがあるんだろうか? 「だいたい言いたいだけ」のことを言うのって、案外難しいと思うんです。 またしても倉下さんからの引用となりますが

安易なベストセラー批判は、若干滑稽です。

なんでも分け隔てなく批判できると言うことは、何一つ立場がない、と言わざるを得ないからです。