佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

「うろおぼえ」をいかに活用するか

娘も小学校2年に上がり、「漢字テスト」などというものを持ち帰ってくるようになったので、「漢字は書き取りが一番難しい」という当たり前のことを思い出しました。

認知心理学で記憶想起について、一般に、想起を容易にするには、想起トリガーやマッチングのヒントを用いるとよい、というアドバイスがあります。

たとえば、「挨拶」という漢字のテストは、「アイサツ」だけを手がかりにするのがもっとも難しく、次の中から選べというのはかなり簡単な部類に入ります。

娘も当然のことながら、1〜2年の漢字がようやく「書ける」程度ながら、「読む」だけなら小学校6年相当に入ってきています。

21世紀以後、漢字が「書ける」ことがはたしてどれくらい必要なのかという議論がすでにあるはずです。私が苦労なく現代日本語の文章を打てるのも、ようは「変換」しているからで、漢字変換は「読めればできる」ものです。

ここに、ライフハックが認知心理の原理に沿っている典型的な事例があります。私は「書くことができるほど漢字をしっかり覚えていないが、マッチング検索なら容易にできるくらいにはうろ覚えできているから、機械はそれをサポートすればいい」のです。

シゴタノ!の大橋悦夫さんは、そういう「うろおぼえを活かすライフハック」を考え出す能力が抜群で、最近の記事からもそういう性質が強くうかがえて、大変面白いのです。

 

たとえ自分で決めた方針であっても、そのすべてを覚えていられるはずがありません。

また、方針を作れば作るほど、いくつかはお互いに矛盾する組み合わせも出てくるでしょう。脳はそういった矛盾があると、本人も気づかないうちにその時の自分(ここでは脳ということになります、ややこしいですが)にとって都合のいい方を残して、他方は忘れたことにします。

こうして、どんどん思考回路が書き換わっていくので、「これは重要だ」と思えた方針は脳の外にバックアップして退避しておく必要を感じています。

言ってみれば、思考のブックマークです。

そのための仕組みがタグ「Setting」というわけです。

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