佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

完璧主義はやめられる

まぁ、びっくりしましたね。9割くらい自分に当てはまってるんです。自惚れな言い方でスミマセンが、「これはわたしに取材して書いた本なのか」と思ったくらい。

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決して「自惚れ」を心配していただくには及びません。

しかし私が驚きました。この本が3割くらい当てはまる人は、日本なら多かろうとは思って書きましたが、9割も当てはまるというかたがいらっしゃるとは。それではさぞ生きにくいでしょう。

「自分がダメ」というのももちろん思い込みなのですが、その思い込みが養育歴によるものだということも多い。

「おまえは元来いいかげんだから、人の十倍ちゃんとして、ようやく人並みだ」

とお父さんが言ったとして、お父さんが完璧だったり、人の十倍もちゃんとしているということは、はっきりいってきわめて希です。が、幼児にはそんなことはわからないので、とても素直な子どもだと、それをそのまま呑み込んで、人の十倍もちゃんとしようとしてしまうのかもしれません。

たいていは、途中でいやんなっちゃうし、父さんも母さんも完璧にはほど遠いことを目の当たりにしてますますいやんなっちゃいますが、そうならないケースにおいて深刻なのです。希に父母が本当に「ほぼ完璧」だったりすると、事態がますます悪くなりかねません。

つまり、父母が完璧でもないのに子どもに完璧を期待するのはダメですし、父母が完璧ならばますますダメです。だからどっちみちダメなのですが、完璧主義の原理的な不可能性より困るのは、物事の一般的に目指すべきは「バランス」であり、「自分の感覚に重きを置く」とは好きなバランスを見つけることなのに、完璧主義はひたすらそれを見失わせるところです。

昨日ブログでPVの話などを書きましたが、たとえばブログを書いていても気持ちよく運営できているときというのは、ほどよく人目を気にしつつ、自分の言いたいこともほどよく盛り込めているようなときです。これはうまくいっているブログを読むとたいてい感じることです 。

「他人の賞賛など気にしない!」とか「PVがすべて!」とかいうのは、たいていは軸を1つ立てたくて、あえて言うことでしょう。バランスを取るプロセスにおいて、いったん極端な旗を立ててみるわけです。

でもそれが日常になってしまうと、完璧にやるかいっさいやめてしまうか!といった選択に走りやすくなります。そういう不便な蛇口やガスコンロ、たまにありますね。最大出力か、閉じてしまうか。何か急に取り憑かれたように大掃除するか、部屋がぐちゃぐちゃのままにしておくか。京大式カードを大量に買い込むか、メモをいっさいしないか。

好きでそうしているわけではなく、「好きでやれる部分」が自分の中には見あたらないわけです。

でも、そうした極端な性向は「やめる」ことができます。私にしても他の誰にしてもバランスとは最初から持っているわけではなくて見出すものですし、見出せるということは、極端に走らないということなので。