佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

とてもいまさらですが『レバレッジ・リーディング』

本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』は「ビジネス書ブーム」の火付け役だったのではないかと、いまからだと思います。そうはいってもせいぜい10年前のことですが。

これを読んで、この通りにやってみたという人も、きっと多いのではないでしょうか。多少やる気が必要ではありますが、不可能というほど無理のある方法ではないですし。

とは言え、今となってはこの通りにやっている人というのは、ぐんと少なくなっているとは思います。年月が経っているということもあれば、この通りにやったからって何になるんだろう・・・という疑念が大きくなったということもあるでしょう。

成功するとか変化するというのは、定義が必要ですが、その定義を自分の納得するように立てるのは、かなり難しい。その上その定義と、読書の成果を結びつけるというのは、いっそう難しい。

でも本を読んだ後というのは、それが自分にとっていい本であったなら(これまた難しい話ですが)たしかに何か「いい変化」が自分に起こっているような実感があるものです。その主観が、必ずしも客観的な成果につながっていないような感じがするから、『レバレッジ・リーディング』をみんな読むわけですし、類書が売れていくということもあるわけですが。

これ、つまり、「自分が生まれ変わったような感じがした」直後、訳の分からない上司に呼び出され訳の分からない小言を言われる、といった現実に連れ戻されるのは、仕方のないことです。が、それをなんとかできないんだったら、何のために「レバレッジ・リーディング」なんてするんだろう、という気持ちにもなります。

長期的な戦略が必ずしも直近の実情をカイゼンしないというのはありふれたことです。したがって、長期的な努力にかかるコストは、かなり小さくないと、一般的な我々には長続きしません。 たまにこれをなんとかやり抜けてしまう超越的な努力人も居るものですが、何か人間離れしたところがあって真似する気になれないものです。

そういう意味では、昨日書いた「Kindle読書」はいいと思うのです。とても「レバレッジ」がやりやすいのです。

新しくなったハイライトについては、たとえば下の記事などを参考にしてください。これはとても先進的な技術だと思うので大変おすすめです。電子書籍を読むというのは、こういうことだと思います。

hokoxjouhou.blog105.fc2.com

 

ただ、いずれにせよ、こういうことは「過度にこらない」ことが必要だとは思います。長期的な努力というのは食事療法とよく似て、よほどひどいことをしていれば即効性もありますが、たいてい目に見えた効果がすぐあらわれるといったものとはちがう気がします。

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング