佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

「タスクシュートでリマインダー」の強力さに気づくと、なぜタスクシュートが必要かが分かるようになる

kt-zoe.com

とても感じが良くて丁寧な記事です。

ここで言われていることの焼き直しのようになるのですが、サプリに限らず、あらゆる「リマインダー」は、実は非常に役に立ちにくいものなのです。

一般の人は、薬を飲むとか、スーパーで牛乳を買うだとか、電車を乗り換えるのにそもそもリマインダーなんかいらない、あるいはDUEがあれば済む話じゃないか、と思うでしょう。

それができないというのは発達障害気味(ADDやADHD系の)なんじゃないか、くらいにいぶかしむのかもしれません。

しかし、それは逆なのです。

DUEでことたりる、またはDUEナシでも大丈夫なくらいなのは、ある意味では現代的な生活のトラブルと無縁でいられるいい生活をしているか、それとも脳が極端なまでに現代社会に最適化しているか、どちらかです。

トラブルは、ある時刻において自分が何をしているか、答えられない状況と、私たちの頭から生まれるのです。

10:30に大宮駅で乗り換えるなら、10:29にリマインドされればいい、と思うのは、10:29に何をしているかハッキリ分かっている人だけです。

絶対に、そのタイミングでは最愛の恋人が別れ話をLINEで送ってこない!と言える人なら、OKです。しかしもしそういうタイミングでそういうメッセがきたら、乗り換えできるかどうかは、無意識任せになります。

「晩ご飯」はもっと平穏だと言えるでしょうか?

「晩ご飯が終わったとき」に何をしているかは、画一されていますか?

「晩ご飯、終わり!」という合図のチャイムは鳴りますか?

何をもって「晩ご飯が終わった」かがハッキリしないなら、iPhoneのようなキカイには、「晩ご飯が終わりました」という合図を出すことができません。しょうがないので、なんでもいいから、その辺の時間帯にバイブを鳴らしたりするでしょう。

ちょうど、スパムメールが来ても、使っていないアプリのアップデートのお知らせでも、バイブで知らせてくるのと同じようにして、「お知らせ」を出します。

タイミング良く暇をもてあましていれば、そのバイブで「サプリ」を確認します。だから、リマインダーを使っても飲んだり飲まなかったりするわけです。

タスクシュートを使っていると、「行為」と「行為」の間に、私たちは「別の行為」をすぐにやり出すことがとてもよく分かります。どんなタスクリストでも、手帳でも、その「空隙」はあって当然とされています。「リマインダーが鳴ったから間髪いれずにサプリを飲む」ということはできないのです。「リマインダーが鳴ったから電車から飛び降りる」ことはできないでしょう。1分間待つでしょう。待つ間は暇でしょう。だからマンガを読むでしょう。そして夢中になって乗り過ごすでしょう。それはADDダカラではありません

下に引用した画像をよく見てください。「晩ご飯」と「薬(夜)飲む」の間には何もありません。空隙がないのです。ここに空隙がないことを意味させられるのは、タスクシュートだけなのです。薬を飲めるのは、リマインドされるからではなく、「晩ご飯の後に間髪いれずに飲むから」なのです。

f:id:nokiba:20171005095503j:plain

 

kt-zoe.com