佐々木正悟のメンタルハック

メンタルハックをテーマにおいたビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のワークスタイルを中心に書いていきます

【マンガ】妻に恋する66の方法の3巻を読んだ

 

妻に恋する66の方法(3) (イブニングKC)

妻に恋する66の方法(3) (イブニングKC)

 

 

予約してあり、昨日Kindleに落ちたので即座に読了。

非常にユニークで面白い「あとがき」によれば、「ひくほど売れてない」そうなのである。

なので皆さん、買ってあげてください。

私はこの作者の作品がなくなってしまうのはとても残念なのである。

この人は「描きにくいところをリアルに描写しよう」というかなりの意思力を感じさせてくれる。

そこに私としてはモチベーションを刺激される。

描きにくいところを、人はそもそも描かない。これを「抑圧」という。くり返すがこういうのが「抑圧」なのだ。ひどいトラウマを忘れにかかるというのには、もっと強烈な言葉が必要だと思っている。

人はちょっとしたいいにくいことをいわない。「まあいいじゃない」とかなんとか言って、事実上話題にされることはない。

まして、事細かに描写するといったことはしない。

大事なことは実態に迫ることだ。

恥ずかしい詳細を省くというのはスルーだし、羞恥心をたぎらせて行き過ぎた自虐に走るというのも、別種のスルーなのである。

なるべく実態に迫る。それが一番つらく、心苦しい。そこをあえてする人がいる。すると人はそれを「現実だ」と認識し、その真相を描く意思力に打たれ、かつ「現実に関する情報を得た」という心強さを刺激され、がんばる気になれる。

私の観測範囲内では特に女性がこれを隠したがるのだが、男性もむろんたいていはそうだ。

「まあ、それは、ね?」

とか

「まあまあ、それは」

とか

「いろいろあるよそれは」

とかいって、人々は、お互いに煙幕の中で過ごす。現実に即した情報ではなく「日頃からがんばっている人の姿に感動を覚えた」とかいった、意味不明な美辞麗句で煙幕を張ってしまい、お互い何も見えなくする。

何も知らされないまま、私たちは不意に、「現実」をぶつけられてきて、どうしていいか分からなくなって、子供のようになってしまうのだ。

実際、夫がものを投げつけてきたとか言って、離婚訴訟を起こしたり、事件を起こしそうになった人のことを、私は1〜2人だけど知っている。

「いろいろあるよ」などと言われたところで、何があるのか分かるものだろうか?

それで分かる人々は、それでいいのだろう。

運命の人に出会ったり、日々夫には感謝しきり、という暗号のような情報で知るべきことが全部分かるのだろう。

私には、それではなにも分からない。だから福満さんの作品が必要なのだ。

 

妻に恋する66の方法(3) (イブニングKC)

妻に恋する66の方法(3) (イブニングKC)