佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

人は思ったほどには仕事をしてないが、ちゃんと仕事をしている

仕事 17分

休憩 57分

仕事 23分

休憩 45分

仕事 21分

休憩 2時間27分

 

これは、誰の作業記録だと思いますか?

意外かどうか分かりませんが、これは吉田戦車さんという、売れっ子漫画家の作業時間を、ストップウオッチでご本人が正確に記録したものです。

 

吉田戦車 - Wikipedia

 

ざっといえば、仕事を10分したら、20分休み、そのうち20分仕事したら、2時間休むというイメージです。

今日、セミナーをしてきました。かなり若い方が、「自分はどうもサボってしまうクセがあって、25分仕事したら、5分休憩するようにしたいのに、気がつくと400分休んでいたりする」と質問されました。

吉田戦車さんと、そんなに変わりません。つまり、それで仕事が回るなら、それでいいはずです。何か、いけないのでしょうか?

いけないのは、記録を改ざんすることです。吉田さんは、とても正直で立派な人だとつとに思います。

この種の売れっ子さんは、すぐに神秘のベールに包まれてしまい、1日23時間59分漫画を描き、睡眠時間は1分である。そうでなければ決して成功しないのだ!という伝説がまことしやかに流れるものなのです。

多くの人が、星飛雄馬だけしか成功しないで欲しいと思っているところがあります。

そうして、誰も見たこともないものだけを、真に受けてしまうのです。甚だしい人に至っては、23時間59分の部分だけをまねることで「成功」を手にしようとして、病気になったりするのです。

吉田さんは、このように仕事を現にすることで、かなりのヒット作を飛ばしているのであって、私たちもまた、自分が現にしているようにすることで、病気にもならず、ちゃんと生きているのです。

この「現にやっている部分」こそが尊いのですから、その価値を自分でおとしめて、改ざんしてなきものにするなんて、嘆かわしい話です。