佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

『やる気クエスト』見通しが立つということは、見通しが正しいということではない

 

f:id:nokiba:20180213134635p:plain

 

この現象が、そもそも私が「やる気というのは困ったもんだ」と考え込むようにいなったきっかけでした。たぶん小学校2年生のころに悩み出した覚えがあります。

子供、特に男の子は「やる気を出せ!」ってしょっちゅう言われますね。先生やお父さん、お母さんに。ということは、やる気を出している状態と、そうでない状態が、客観的にもハッキリちがって分かってしまうということになります。

しかし、同じ人間が、同じようなことをするのに、どうしてそんなに「ちがった状態」になるのか。そして、本人にはそれはどうしようもないことなのか、それとも本人「次第」なのか。

「本人次第」だと、よく先生はおっしゃってましたね。でも「やる気を出せ!」と「言う」人は自分の外側にいましたね。なぜでしょう?

上のコマは、「ゴールが明確になるとやる気が出る」または「見通しがハッキリするとやる気が出る」という私がごく最初に気づいた「不思議現象」だったのですが、これが言葉どおり、いつでも再現される現象とは言えないのです。

たとえば『やる気クエスト』を描いた岡野純さんは、第1巻を描いていたころには大変高いモチベーションを維持していましたし、とうとう全6巻を描き上げてしまいました。だから「やる気があった」し「やる気を出した」と言えるはずです。

しかし、最初から正しい見通し、つまり「これは全6巻で書き上がる」と言われていたら、非常に「萎えた」に違いないと私は思っています。

最初純さんはもっとはるかに短い見通しで描いていたのです。それは結果としては正しくない見積もりでしたが、そういう「間違った見通し」を立てることによって「やる気になれて」いたのです。

この、間違って短い見通しを立てるからやる気になれる、というのは非常によくあることです。

 

やる気クエスト(1) (純コミックス)

やる気クエスト(1) (純コミックス)