佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

ギャンブルをやりたがる人は、成果が出ると思っているのでは?

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このシーンなのですが、かなり考えさせられます。

ギャンブルというのは、確かに定義上は「勝つか負けるかわからない」のではありますが、やりたがるという人は「かなり高い確率で勝つと思っている」のではないでしょうか。

やる気のコスト計算というものは、行動を起こすのに必要なテンションと、フィードバックの可能性を天秤にかけるものです。

池田貴将さんは『図解モチベーション大百科』でこんなことを書いています。

 

ふとした時間があると、SNSやメールをチェックする。

なぜか?

スマホをつかんで、画面にタッチするだけだから。

私たちの活動はアクション数が少ない方、少ない方へと流れます。

 

図解 モチベーション大百科

図解 モチベーション大百科

 

 

やる気とは行動を起こすためのテンションないしは、そのテンションの解放です。

それが「小さい」ものであるならば、変な話ですが「やる気は湧く」のです。カジノとは、そのような誤解を脳に起こさせる意味で、きわめて巧妙に仕組まれています。

やることは「画面をタッチするだけ」ですから、行動としての「やる気のコスト」は極めて低い。つまりいくらギャンブルで遊んでも「やる気はそうそう減らない」のです。 

(お金を使うのにも似たようなところがあります。やる気というのは原始的な感情であり、「体を動かす」「アタマを使う」必要があるほどやる気になるのは難しいのです)。

画面をタッチするだけで済むわりに当たれば「見返りは大きい」ので、「成果主義の脳」にはひどく魅力的です。

しかも脳というのは、「小さな積み重ねの計算」が苦手です。というより、そういうことは「アタマを使う」ので、やる気にならないのです。「少しずつお金を使っても、そんなになくならない」という「算出」で済ませてしまいます。

以上をまとめて考えるなら、「勝つか負けるかわからない」ギャンブルに簡単に手を出して大金を失ってしまうのは、脳としては「勝つに決まっているギャンブルは簡単にやれてしかも見返りが大きい」と考えているからなのです。

 

 

やる気クエスト(5) (純コミックス)

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