佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

「要領が良い」とはどういう意味なのだろう?

「せめてご飯と塩鮭だけでいいからお弁当作ってほしい」と言えば、本当に白飯のど真ん中に半生か黒焦げの塩鮭を1本載せただけの男子力マックスなお弁当が毎日毎日続く。


その後気づいたが、彼女様は「物事を、言われた言葉の通りの意味でしか理解できない(裏読み・深読みはできない)」のであった。

 

されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

 

これは裏読みや深読みができないというレベルではなくて、他者の意図は事実上理解しがたいものであり、したがって最低限の「理解」として字義通りに解釈するより他、どうしようもないという考え方に至った結果なのだろう。

わからないものはわからない。だからせめてわかる部分だけを抜き出せば、こうなるということになる。

ああ彼女様の御母堂よ。

この娘が心を病んでいるのは、間違いなくあなたたちが叱責の中で育てたことに原因があるのだと思います。

けれども今ならその気持ち、わからなくもありません。

 小言、言いたくもなります。

小言というのは、自分の意図が伝わっているという前提があるから、いいたくなるものだ。私たちはいっぱんに、赤ちゃんに小言はいわない。赤ちゃんに言う人でも、イヌには言わない。イヌに言う人でも、ダンゴムシには言わない。 

しかし、「こう言えば自分の意図が伝わる」というのは経験則でしかない。なぜ伝わるのかと言えば、それまでたいていの人には伝わってきたからだ。

「せめてご飯と塩鮭だけでいいからお弁当作ってほしい」という言葉の意図としては「ご飯と塩鮭が入っているまあまあのお弁当を食べたい」ということだと伝わるのは、それまでそういう内容で話せば、そういうことがたいていの人間には伝わっていたからだ。

人の意図を酌み取ることが上手な人のことを、私たちは「要領が良い」などと評したりする。「仕事」がしばしば「要領の問題」となる。「要領が悪い」とよく言われる人は、なにを言われているのかがそもそもよくわからない。

わかったとしても反発したくなるのが人情だったりする。

f:id:nokiba:20180226162221p:plain

 

WOMAN (Next comics)

WOMAN (Next comics)

 

 

 

 

「要領が悪い」は「人の意図を酌み取ることがヘタだ」という意味なのだが、しばしば言っている人も、そういうつもりで言っていなかったりするから、ますます困ってしまう。「要領が悪い」という表現そのものが、「この意を酌んで、もっと人の意図をよく理解せよ」という意味だったりするのだが、それを言われている人には、まず伝わらない。