佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

物事の本質を見抜く能力と、シニカルになることと、発達障害と

こういう本を読んでいます。

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 

皆さんは世の中のさまざまな営為を眺めたとき、「これは茶番だ」と看破する能力がとても高いのではないかと想像しますが、いかがでしょう。

いろいろなものを見ては「くだらない」「茶番だ」という印象を持ってきたのではないでしょうか。

この件を読んでふと、アンデルセンの『影』に出てくる王女様のことを思い出しました。

王女様はある温泉に当時のためにいらしています。何でも「ものが見えすぎる病気」だとか。

 

影 (あなたの知らないアンデルセン)

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  • 作者: ハンス・クリスチャンアンデルセン,ジョンシェリー,Hans Christian Andersen,John Shelley,長島要一
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2004/12/01
  • メディア: 単行本
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「本質」というのは捨象の結果得られるものです。現実は豊かであってもカオスすぎて捉えにくい。本質を見抜く能力というのは、影響の弱い部分を無視することで、現実における「大事な部分」だけを抜き出し、さらにその関係性までも分析できる力です。

こういうことが幼いうちからサッとできるということはもちろん利発で早熟ということになりますが、しばしば発達がそこでとどまることがあります。「発達」障害と利発さが関係するゆえんでしょう。

「本質が分かっていれば十分だ」と自分も周りも思ってしまうからですが、現実の中の大事な部分だけ抜き出して物事を理解することは、現実の理解と少しズレてしまう。

こんな心理実験があります。 

結果を見てみると、健常な子どもの場合、報酬の有無や金額にかかわらず、ゲーム中は脳が活性化していました。つまり、どんなときでもモチベーションが高くなりやすいということです。

一方、ADHDの子どもは、お小遣いがたくさんもらえる①のときには脳が活性化したものの、②のように少ない額だと反応がありませんでした。それでも薬を服用するなど、何らかの治療行為を行えば、②の場合でも脳の活性化が見られました。

ところが未治療の愛着障害の子どもの場合、どの課題でも脳の活性化は見られなかったのです。

 

 

子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523)

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