佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

Scrapboxは「タグ」と「リンク」という言葉の使い分けを理解すると使いやすくなる

そう考えると「タグはあまり重要ではない」という増井先生の言葉も腑に落ちる。

drinkupでの事例紹介でも、タグは最初はあまり付けず、文章中の重要そうな単語を[リンク]にしておき、次に読み直した時に「欠けてるな」と思ったキーワードをタグで足すという話があった。

タグは「ページの連想によるリンクが文中の単語だけでは上手くつながってないけど、でも特定の場所につなげる必要があるとわかっている時に使う緊急手段」なのではないか?

scrapbox.io

 私自身、まさにそういった使い方をしているので、お話には大変共感できるのですが、それでもこのお話がわかりにくく感じるのは

「タグ」と「リンク」がScrapboxでは同じ機能のものなのに、別々のものとして説明されているからなのです。

Scrapboxではノートのどこでも「タグ」を使うこともできます。そしてそれは同時に「リンク」でもあるのです。

例えば #カテゴリα と書けば、それでもうこのノートはカテゴリαというタグがつけられたことになります。同時にここから「カテゴリα」というページがリンク先にもなります。要するにインターネットです。

この「ページがリンク先になること」が大事ですよ、と方々で言われているわけです。それに比べれば「カテゴリα」に分類されるという、分類にはそれほどの意味はないですよ、ということです。

例を挙げないとどうもわかりにくいですね。例えば次のような文章を引用してみます。

健常な子どもの場合、報酬の有無や金額にかかわらず、ゲーム中は脳が活性化していました。つまり、どんなときでもモチベーションが高くなりやすいということです。

一方、ADHDの子どもは、お小遣いがたくさんもらえる①のときには脳が活性化したものの、②のように少ない額だと反応がありませんでした。

子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523)

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この文章中に、私でしたら例えば、「ADHD」「モチベーション」「報酬」といったあたり語句をキーワードとしてリンク先を作ります。そうしておくと、このノートからADHDをリンクキーワードに選んだほかのページにもたどり着きやすくなります。

それだけではないのですが、こういう連想を飛び石にしたようなたどり方によって、たんにADHDというタグでまとめられたリストではたどり着きにくかったページに、ひどく容易にたどり着ける機会が増えるのです。

そのことが次のように説明されています。

Scrapbox drinkupでshokaiが言っていた「この会場に緯度経度を把握してやってきてないでしょ、駅から道を伝ってやってきたでしょ」という[メタファー]で腑に落ちた

とはいえ、文中にはない「愛着障害」という言葉もリンクキーワードにしたいと私は思うので、その場合文章の外に「#愛着障害」と追加する。

これが「タグはページの連想によるリンクが文中の単語だけでは上手くつながってないけど、でも特定の場所につなげる必要があるとわかっている時に使う緊急手段」ということです。

このように説明の便宜上、文中のキーワードにリンクを張る方を「リンク」といい、カテゴライズしている感覚が強い方を「タグ」と呼び、タグよりリンクが大事と言ったりされているわけです。

でもやっていることは同じなので、最初戸惑うのです。

まとめるとこうなります。

  1. Scrapboxではカテゴライズして整理する発想を捨てろ
  2. 文章中のこれと思ったキーワードをリンクにしろ
  3. そのうち自動的に整理され、うまく扱えるようになると信じろ