佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

ファクトフルネスとグッドバイブス

『ファクトフルネス』についてくわしいレビューはシゴタノ!でも書きますが、次の一節が「ちょっと信じがたい」と思うなら買って損はありません。

現在の世界の平均寿命は 70 歳を超え、 72 歳になった。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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私たちは総じて、現実のありのままの姿をまったく知りません。これは『ファクトフルネス』のみならず、いろんな本で繰り返し繰り返し強調され、その強調のやり方がうまいほど、ベストセラーになります。

記憶に新しいところでは『ブラックスワン』があります。

 

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

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私たちのおもしろいところは、どんなに強調されようと、どんなに間違っていようと、私たちは世界をあるがままの正しい姿で捉えているという思い込みから抜けられないところです。

しかもこのことは頭の良さとは関係なかったりします。単なる知識です。

さらにおもしろいのは、これくらい思い込みが激しい私たちですが、「驚愕すべき事実によって思い込みが打ち壊される」のはけっこう好きなのです。でなければ「ファクトフルネス」はこんなに読まれません。

著者の意図としてはそれほど近い関係にないはずなのに、このブログのタイトル通り、私には『ファクトフルネス』と倉園佳三さんが書かれた『グッドバイブス』にはよく似たところがあると思います。

どちらも「私たちは現実の姿を知らないくせに、知っていると強く信じている」という主張が繰り返されています。

そしてどちらも「昔よりも今の方が世界はよくなっているし、今後もよくなる」と著者が信じています。その理由はたぶん違いますが。

それでも私はいま、あの時代に戻りたいとはあまり思いません。

さらに時代をさかのぼってみても、大きな戦争や自由のない国、人種差別など、さまざまな問題は少なくなる方向に動いてきたと私は感じています。

貧富の差やテロ、環境問題など、新たな課題も次々と生まれていますが、「それはなんとかしなくちゃダメだ」という意識は昔に比べてけっして弱くなっていないように思います。

 

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次のグラフは、世界の「極度の貧困率」が、1800年から一貫して減り続けていることを示している。

そして直近 20 年を見てみると、人類史上、最も速いスピードで、極度の貧困が減ってきたのがわかる。

(・・・)

世界の姿は一変している。少人数の家族が当たり前になり、インドや中国を含むほとんどの国で、命を落とす子供の数は激減した。左下の枠に属する国はほとんどいない。

ほとんどの国は、「出生率は低く、生存率は高い」ことを示す右上の小さな枠に向かう途中か、すでに到達済みだ。

世界の全人口の 85%は、以前「先進国」と名付けられた枠の中に入っており、残りの 15%のほとんどは2つの枠のあいだにいる。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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