佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟のブログです。ビジネス書作家のライフハックを中心とした生活ブログです

わざと体調を崩すことにはメリットもある

試合の前に、怪我による練習不足を周りに強く主張するスポーツ選手を例にあげる。

この選手がその試合で負けたとしても、負けの原因として、怪我による練習不足を思い浮かべるため、実際に相手より実力が劣っていたということが曖昧となり、彼の自己イメージは傷つかない。

また、もしも、この選手が試合に勝ったなら、練習不足にも関わらず勝ったということで、彼の実力が過分に意識される。


この他にも、頭は良いのに勉強をしようとしないために成績の悪い少年、異性と付き合う良い機会があるのにそれを利用しない独身者、重要な試験の前の晩に十分な睡眠をとらずに試験に臨む学生などが、SHC行為者の例と考えられる。

http://repository.center.wakayama-u.ac.jp/files/public/0/3300/20180820134742757086/AN00257966.68(1).183.pdf

 SHCとは「セルフハンディキャッピング」のことです。こういう概念が心理学にはあるわけです。

こういうことがあると言えるか、ないというべきかは難しいところですが、ある程度コンセンサスが得られてきたから、心理学用語辞典などにも掲載されているわけですね。

明らかにその人の不利益にしかならないような行為には、実は隠された重要なメリットがあるかもしれない、ということです。

メリットは、行動を習慣化させます。怖いのはむしろこちらの方です。報酬は、行動を習慣化させるのです。

「重要な試験の前の晩に十分な睡眠をとらずに試験に臨む」というようなことを、自分でもその目的を知らず、ついやってしまうということはあると思うのです。ただそれを繰り返すうちに睡眠障害になるのは、あれです。