佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟の公式ブログです。なるべくならお役立ち情報を出していきたいと思っています。

いわゆる「成功した人のお話」を拝聴するのって、苦痛じゃないですか?

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と、いうのは別に驚くようなことではないんですね。

実は心理学の世界には昔から

ナルシストの自慢話をずっと横で聞いていると、かなり心理的に健全な人でも、自訴心を損なう

という事実が報告されています。

上司や恋人がそっち系であればやむを得ないとは思いますが、ほどほどにしておくというのが生活の知恵かもしれません。

しかし私はちょっと考えてみたのです。

ナルシストの話は一般に不快かもしれないが、しかしどうしてそうなのだ?

今週の金曜日に鎌倉でお話くださる倉園佳三さんならきっと私にこう聞いてくる気がします。

kokucheese.com

佐々木さんは、ナルシストの自慢話を聞くことで、何か失うものがあると思います?

人によっては「自信を失う」とか「精神力を消耗する」と答えるかもしれません。でも私は、こういうところが極度に唯物的なため、「そうですね。何も失うものはないでしょうね」といわざるを得ない。

だったら何が問題なのか?

困った。

そもそもどの辺に不快感を覚えるのかをまず考えてみました。

すると非常におもしろいことに、やっぱりいかにも倉園さんが言い出しそうなキーワードが飛び出してきたのです。

「成功を自慢する人は、かなり強い恐れと不安を抱いているようだ」

どういうことかというと、自分の成功を見くびったり正しく評価されないのではないか、という恐れが感じられるわけです。

それなら私のするべきことは相手の成功を見くびってないと伝えたり、正しく評価していることをちゃんと理解してもらえばいいだけなのです。でもこれがちょっと・・・なのです。

なぜか? 今度は私の側の不安があるわけです。

相手の成功を評価すると、何かが失われる?

下に見られるような気がする。もっといえば、何か苦痛を伴う扱いを受けるような気がするのです。マウントを取られるとかいうのでしたっけ?

これが私の「意味づけ」ですね。やはり倉園さんの言葉ですが。

そうでない可能性があるにも関わらず、そうであると結論づけること」が意味づけです。

下に見られる「気がする」などは意味づけもいいところです。

そう言えば、そもそもナルシストの成功という言い方自体が意味づけなのです。

何はともあれ心の平安のためには、せっかく成功した人に、見くびられたとか正当に評価されてないなどと思わないようにしてあげること。

いつもそれがうまくいくことは限りませんが、やってみる価値はかなりあります。