佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟の公式ブログです。なるべくならお役立ち情報を出していきたいと思っています。

何かに依存しているということは

――夜の世界を「華やかだけど、ゴミみたい」、昼の世界を「クソつまらない世界」と表現しています。常に昼と夜の世界を行ったり来たりする生活を続けていますよね。なぜ、両方が必要なんだと思います?

鈴木:それはやっぱり、健康体でいると、自分に傷をつけたりすることに対して、憧れができるというか、昼間の生活では、かなりしっかりした努力をして、ジワジワくる幸せを幸福と感じなくちゃいけない。でも、本を読むとか、映画を見るとか、小さな楽しみで退屈さを埋めようとしたところで、結局のところ、日々の積み重ねって地味なもので、楽しくない

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 最後の太字のところが、かなり印象的でした。

何事も、「否定形では定義にならない」ものです。

独立とは、依存しないこと。依存とは、独立していないこと。

これでは定義になっていません。

『絲的ココロエ』に「他人に依存しないように過剰に気をつける独立心の強さは、何かへの依存症を悪化させる」という趣旨の話があって、強く共感しました。

依存というのは、多分にプロセスです。何かしらの嗜好品とか快感にと言うよりも、その行為全体のプロセスに依存します。一日中たばこのことばかりを考えて過ごすというのは、たとえたばこを吸う本数が日に一本であったとしても、何か依存的な心理状態を思わせます。

そして「たばこを生活の中心にそえる」事は、同時に「たばこを吸わない人生のつまらなさ」を際立たせる結果になります。

昼の世界を「クソつまらない世界」と感じるという感覚そのものが、すでに何かを予感させます。誰もがそう感じている。当然ではないか、と。

たばこについても同じ事を感じる人はいて、たばこのない世界を「クソつまらない世界」と感じるでしょう。でもそれは、たばこを吸ったことのない人には決して理解できない世界観です。