タスクシュートの伝播などを仕事としていると、「佐々木は当然、そのタスクをやるときが来ればやる気になるんだろう」などとおっしゃる人がいて、とても驚きます。
そんなことはありません。
この世のものは、すべてグラデーションです。行動も同じです。食事から食休み。その間に絶対明瞭な区切り線などありません。あったらとてもおかしいでしょう。
「たすくま」の画面をご覧いただくとわかるとおり、実は「線」はとても薄くなっています。本当に薄い。でも線が引いてはあります。時空間のどこにもそんな線などあり得ない。これは「方便」なのです。
線がないところに線を引く。それは強引なやり方です。その線のところで急に行動を切り替えようとしても心がついてこないことは多い。これも当然です。
だから行動パターンを把握するのです。それもごく自然な自分の行動パターンを。そのためには正直なログを残す必要があるのです。
ごく自然な行動パターンにとって、「逆算」は邪魔なものです。計画も不要です。それがない中で取る自然な行動パターンの中で、できるだけのことを積み上げていけばいいわけです。