佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟の公式ブログです。なるべくならお役立ち情報を出していきたいと思っています。

タスク管理は記憶力を強化するためにある

タスクシュートだろうとGTDだろうと、タスク管理の目的というのは

記憶力の強化

にあります。

現代社会は、少なくとも人類がいまのように初めてなった時代よりは複雑であわただしいため

記憶力を強化しないと、物忘れだけでも致命的なことが起こる

恐れがあるわけです。

この恐れとほぼおさらばできるだけでもタスク管理する意義はあるのです。

が、これだけではさすがに「たいしたものじゃないな」と思われるので、そのほかのメリットも上げる必要があるでしょう。

いろいろありますが、最大のものとして、

妄想を停止させる

という機能がタスク管理にはあります。

記憶のいいところは、連想です。パンダ、パンケーキ、バター、ミルク、クルミというように、パンダがクルミにつながったりします。

これはいささか奇妙な機能ですが、こういう機能があるからこそいろんな場面で驚くような役立ち方をするのが記憶力なのです。

が、この機能はしばしば悲劇につながります。

仕事がたくさんある→こんなにたくさんの仕事をしていたらストレスだ→ストレスといえば心臓に悪いかも→でも仕事を辞めるわけにはいかない→仕事を辞めたら路頭に迷う→いま貯金いくらあった?→こんなに働いていても貯金がゼロに近い→生きている意味がないような気がしてきた・・・

何かこの種の連想には非常に「理にかなった印象を心に与える」ところがあるのですが、

仕事がたくさんある→生きている意味がない

だけ取り出してみると、パンダがクルミになるよりはまし、と言った程度のつながりしか見えてきません。

どこから間違ったかといえばそもそも

仕事がたくさんある→こんなにたくさんの仕事をしていたらストレスだ

あたりからもうちょっと怪しいのです。できれば

たくさんの仕事を書き出してみる!

というのが望ましい。書き出してみても仕事が減るわけではないし、かえって絶望しそうに思われるかもしれませんが、何もしないうちから人生そのものに絶望するよりはまだしもです。

記憶力の強化という機能の中には、記憶力による連想が、異常な妄想につながるのを防ぐということもあるのです。