佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟の公式ブログです。なるべくならお役立ち情報を出していきたいと思っています。

「めんどうくさい」を乗りこえるには?

衝動だけで生活を行うというのは、実際にはかなり難しいものです。

たとえば「食事」をするのには、衝動だけで行けます。お腹が空くから、普通はモノを食べたくなるのです。

「トイレ」も衝動だけで行えます。

睡眠も衝動だけで行えます。眠くなります。

また、暑い、寒いということに対して、暖を取ったりクーラーをつけたりすることも、衝動だけで行えます。

しかし、料理は衝動では行えません。お腹が空いたときにしたいことは食べることであって、食事の仕度ではないからです。

まして、お腹が空いてから食材を買いにいったら、そのまま外食したくなるはずです。

衝動で、準備はできないのです。

これを逆に言うと「準備はめんどうくさい」ということです。なぜなら、準備衝動というものは、生理的欲求としてはあり得ないからです。

その意味で私は「お風呂」が心理的健康をはかる、小さなパロメーターだという気がしています。

なぜならお風呂に入るというのは、決して生理的欲求ではないと思うからです。

お風呂に入らなくても、人間死にませんし、お風呂に入らなくても「清潔飢餓感」のようなものも、たぶん生じないでしょう。

私はお風呂が大好きなので、お風呂が面倒だと思わないのですが、お風呂はおそらくめんどうくさいもののはずです。衝動が湧かないものだからです。

今は便利な世の中です。だからわかりにくいのですが、衝動が生じてからでは、たいていのことは手遅れなのです。お腹がうんと空いてしまったら、料理なんかするタイミングではないのです。(だからレンジでチンは偉大なのです)。

準備するには、タイミングが大事です。

料理は、理想をいえば、お腹が空くときに終わっているタイミングで始めるのが望ましい。

このタイミングをみつけだして、「超お腹が空いたと思ったら、目の前に食事があるではないか!生きててよかった!」と繰り返し実感すると、めんどうくさいのが解消されていきます。

成功体験が報酬となって、習慣が形成されるからです。そのようにして「料理欲求」が湧くようになります。