佐々木正悟のライフハック心理学

ビジネス書作家・佐々木正悟の公式ブログです。なるべくならお役立ち情報を出していきたいと思っています。

心理的緊張を「転用」しない

モチベーションが低下した状態から再びタスクの処理に戻る場合ですが、邪魔者が山ほどいると思います。

机の上は片づいていないし、メールは返していないし、洗濯物も溜まっているでしょう。

それらに触ったら終わりです。わかりますね?

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

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わかります(笑)

先週に書いたことですが、

準備欲求というものはない

のです。少なくともそれは、本能ではありません。

もちろんメールに返信するにしても、たまった洗濯物を片付けるにしても、それらだって「本能」ではありませんが、心理的緊張が高まったとき、それを解消するだけの具体的行動をイメージしやすくはあります。

つまり、洗濯物を片付けることで、心理的緊張を解放してしまい、しかも時間を使う。こうして一日ずつ、〆切までの作業日数が減っていくわけです。

私は借金玉さんには申し訳ない気もしつつ、こういう心理的緊張状態が高まるということは、モチベーションが低下しているわけではない、と信じます。

やらないといけないと思っている気持ちが心理的緊張でしょう。

やらないといけないと思っているということはモチベーションはあるわけです。

 

私たちは、何かモチベーションの高い状態や、仕事のできる人の心理というものを、誤解しているのです。

気分よく前向きにやれるものとばかり信じている。

この種の信仰には、きっとウソがたくさん含まれているはずです。

心理的緊張そのものは、ただのエネルギーの高まりです。その解釈は、一瞬で反転するものです。

その緊張感の中で仕事を進め、しかも仕事がうまく裁いていけて、かつ結果も出そうに思えれば、「自分のモチベーションは高い!」。

逆に、その緊張感の中で、なかなか仕事が進まず、コーヒーばっかり飲んで気持ちが悪くなってきたら、上司の悪い言動が耳に響き始めます。

 

緊張状態が続く中、それをモチベーションが高いと思ったり、まったくわかないと思ったりは、常に揺れ続けているはずです。

私は、常にそれをモチベーションだと思うことはしません。むしろ、この状態である限り緊張が続いているというだけにとどめます。