見積時間であれ、「今日の予定」であれ、要するにあのリストにはどこまで縛られるべきか?
というご質問をたびたびいただきます。
まったく縛られる必要はないのです。
というのが私からの答えになるのですが、
「ならなんのための予定ですか?」
という疑問になってしまうようです。
あの「予定リスト」はサンプルなのです。
この世には無数のことが起こる可能性があって、選択肢は無数の結末に至る可能性があります。ちなみに私はなかなかパラレルワールドの実在が信じられません。
無数の選択の中でタスクシュートが示す「今日一日」は、一定の妥当性を示す「サンプル」としての一日のあり方です。
一定の、というのがどの程度かというのは、その人ごとのタスクシュートによって違います。
それに、予知ではなくサンプルですから、当たり前ですが可能性が100%になることはあり得ません。
サンプルということを踏まえれば
「私は今日、どの程度サンプル通りに生きるべきですか?」
という質問と、最初の質問は同じような意味になってしまい、これなら
「まったくそうする必要はないでしょう」
と言う私の言い分も、理解していただけると思います。
「ではなんのためのサンプルか?」
と言われれば
「とらえにくいものをある程度理解しやすくするためです」
というのが答えになると思います。