最近の私の「変化」について不安をおぼえている人へ向けて、この記事を書いているわけです。
もちろんべつに心配はいらないのです。
何度か書いているとおり、そもそもタスクシュートとグッドバイブスは、相反するものではありません。
タスクシュートが言っていないことのいくつかを、グッドバイブスが強調しているに過ぎません。
たとえば「目の前のことを本気でやる」が好例です。
本気でやらなくても、タスクシュートはできます。
私は本気でやったほうがいいと思うからそうするようにした。
たったそれだけのことです。
おそらくいちばん矛盾するように見えるのは
- すべてのタスクにいちおうとはいえ見積時間を設定するタスクシュート
- 終わりや時間のことをいっさい気にしないグッドバイブス
この両立についてでしょう。
もしも、タスクシュートなんて知らなくて、グッドバイブスに興味を持っているというのであれば、見積時間だの、タスクだのを気にする必要はありません。
もしもタスクシュート・ユーザーで、見積時間と終わりを気にしないことの矛盾が気になるのであれば、次のように考えてみてください。
タスクシュートでも、終わりは気にしないのです。
仕事は終わらせようとすると終わらないので、始めるだけにとどめる | シゴタノ!
見積時間とは、時と場合によってはたんなる「これだけやることに決めた時間の長さ」です。
「5分だけやる」というやつです。
5分間、タイマーをセットして、終わりを気にせずに目の前のタスクに本気で取り組むのです。
これならグッドバイブスと、ほとんど矛盾しません。
終わりを気にしないということは、死ぬまで永遠にやるということでは、まったくありません。
終わりを気にしてなくたって、いったん切り上げざるを得ないことは、いくらでもあります。
仕事中に家族などから依頼を寄せられたとき、即座に本気でそちらに取り組むというのも、実はタスクシュートで、もともとやっていたやり方です。
TC2 003:TaskChuteは割り込みによく対応できるたぐいまれなツール | シゴタノ!
当時の私の頭になかったのは即座に「本気」のところだけです。
「即座」はもとからあったのです。
つまり、タスクシュートをそのままやり続け、グッドバイブスも実践するうえで、つけ加えるべきは「本気でやる」だけと言ってもいいほどなのです。
「でもなにもかもを本気でやったら疲れて途中で倒れる!」 ということがご心配なら、試しに一度やってみるだけにしておくことをオススメします。
長い人生ですから、日によってはインフルエンザで寝込んだこともあるでしょう。
だからといって、なにも致命的な失点にはつながらなかったはず。
「本気でやって寝込んでしまった」としても、なにも取り返しのつかないことなど起こりません。
本気でやるのは性に合わん! ということであれば、またふだんのやり方に戻すことがすぐにできます。